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貧困層の反乱 秋葉原殺人事件

犯人はワーキング・プアだったのではないか。きつい寄せ場仕事の「ハケン」。ケータイで日雇い労働をする若者。日銭で生き延びる貧困層。

犯人については、無職としか報道されていないし、詳しいことは一切わからない。わからないまま、妄想を書いておく。

貧困からくるさまざまな葛藤が破滅的な殺人にまで転嫁される。池袋でも新宿でもなく、25歳のワーキング・プアが復讐しようと心に決めたのは、秋葉原。日本の物質文化の象徴のような場所だ。野暮ったい普通の男たちや、人なつっこいが馬鹿な女たちがたむろしている。金さえあれば、さまざまな欲望に応えてくれる凡人のパラダイス。身なりやセンスで差別されない。背伸びせずにリュックサックひとつあれば街に溶け込める。

このぬるま湯のような腑抜けた楽園こそ同世代の貧困者、加藤智大の憎悪の対象となった。

いま貧困問題が牙をむいて俺たちの日常に襲いかかってきた。

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