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のだめ、いいわ~♪ のだめのピアノはうまい!!!

Sオケがうまくいかず悩んでいる千秋さまに弾いて聞かせるのだめのピアノ。俺はあの演奏を聞いて胸がいっぱいになった。そしてSオケの恥ずかしいパフォーマンスに涙でいっぱいののだめと同じ気持ちで演奏を見守った。

すごいぜ、のだめ!!のだめ、ブラボーーーー!!

のだめのピアノはうまかった。

Beethovenの七番には古臭いとも言える長大な序奏部がついている。交響曲五番六番で序奏なしの「いきなり主題形式」を確立したBeethovenが改めて挑む古典形式の祝祭だ。分散和音とスケールで構成された展開は次ぎに始まる軽快な八分の六拍子のソナタ形式の主部をまったく予想させない。Beethovenの凄さは「木に竹を接ぐ巧妙さ」と教えてくれた人がいる。この曲もそれだ。

堂々たるトゥッティの進行がいつの間にか、細いフルートの響きに収斂していく。同じ音程、同じリズムのエコーがあって、魔法のように八分の六拍子、E-dur(ホ長調)の世界に入っていく。一瞬のクレッシェンド、スフォルツァンドの直後、スビト・ピアノでフルートが第一主題を歌い出す。ここが、まさにBeethovenの「木に竹を接ぐ巧妙さ」だ。

メルヘンのようなフルート・ソロに低弦セクション・ユニゾンでエコーが入る。スフォルツァンドでことさら強いアクセントをつけて。エコーの方がより強調されているところにBeethovenの特異さが際立つ。その箇所に「いかづち!!」と、のだめは歌詞を付ける。ブラボー、のだめ!!そうだよ、いかづちだよ。俺は感心した。

のだめのピアノは序奏部から主部にはいるところの呼吸が素晴らしいと思った。スビト・ピアノの表現がオケでやるとなかなかあそこまでうまくいかない。ピアノは一人でできる分、音楽の隅々まできちんとコントロールができる。ピアニスト出身の指揮者は(エッシェンバッハとかアシュケナージとか・・・)とかくそのような部分に神経質になりすぎておおらかさが出てこないことがある。千秋様もいまのところ、ピアニスト出身の典型だ。

のだめが「いかづち!」と歌詞を付けたように低音セクションがいきなり語り出す瞬間がBeethovenの作品によく出てくる。俺は、あのような箇所を、Beethoven自身の「声」だと思っている。「英雄」で冒頭の和音連打のあと突如歌い出すのは誰??第五番の2楽章の始めに歌うのは誰?「田園」の五楽章で感極まってユニゾンで歌い出すチェロは誰の声?第九ではついに歌詞を付けて自分で歌うかわりに歌手に演説をさせている。

その声は、怒鳴り声だったり、朗々とした演説だったり、優しい慰めだったり・・・。やることが常に過剰で、徹底的で実にBeethovenらしい。

こたつの考察は最高だった。千秋さまの部屋があっというまに「のだめ化」していくリアリティ!爆笑だ。

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