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のだめ。今週はピアニカ!うまくてしびれたぜ!!

「鍵盤ハーモニカ」。

小学校の低学年でやるつまらない教育おもちゃと思っていないだろうか?嫌味なクラシック・オタクはそう信じているに違いない。(妙に挑発的ですね・・・喧嘩blogですから・・笑)実は俺も今年の三月末までそう信じていた。四月以降、この楽器に関して認識を改めた。素晴らしい楽器、鍵盤ハーモニカ!!俺、吹けるよ。

ハーモニカと同じ仕組みのリードが付いていて呼気で音をコントロールする。ヴィブラートもかけられるし、さっきのだめが演奏して見せたように、グリッサンドだってできる。演奏者が優れた技術と音楽能力をもっていれば、ブルースだってかっこよく吹ける。

ガーシュウィンの「ラプソディ・イン・ブルー」の冒頭はクラリネットのグリッサンドを含むソロから始まる。クラシックの分野ではクラリネットのグリッサンドはほとんど用いられない。ガーシュウィンの楽器用法は革新的なものだ。曲想も「ジャズ」を取り入れて(小うるさいジャズ・オヤジは、あれはジャズではないとか言う。どうでもいいや)ポピュラーとクラシックのコラボレイションのような曲だ。ピアノとオーケストラで演奏する、ある意味ピアノコンチェルトのような曲でもある。楽式から見るとなかなか興味深い曲だなあ、そういえば。。

それはともかく、この曲を「鍵盤ハーモニカ」=ピアニカで始めるとは慧眼だ。Sオケ、やるなー。聞いてわかるとおり、鍵盤ハーモニカの音はこの曲にぴったりマッチする。ジャズ・ハーモニカのテイストだ。コミックではわからない「のだめ」の実現の収穫だ。

もう一つ。

ラフマニノフを弾きながら千秋さまがつぶやいた一言。「つまらない。もう終わってしまう。もっともっとこうしていたいのに」。この言葉は俺の胸にズキンと届いた。幸せな音楽の時間もいつか終わる。胸がいっぱいになり涙が溢れた。(このドラマに関して特に涙もろい俺です。)

このまま時間が止まったらどんなにいいだろう、と思ったことはないだろうか。俺にはある。

幸せで喜びでいっぱいな瞬間。急に切なくなる。この幸福な時はいずれ終わるのだ。この瞬間は二度と訪れない。これは人生のアナロジーでもある。人の一生もいずれ終わるときが来る。音楽の美しさ切なさは、人間の一生の美しさと切なさに匹敵する。

音楽の喜びの中には常にその悲しさが含まれている。良い演奏ならなおさらだ。今この瞬間この場所で音楽が実現している。そう感じる瞬間ほど幸せな時はない。千秋の嘆きは俺の嘆きでもある。

そして、最後。

のだめが「ピ・・ピ・・ピアノ弾かなくちゃ~~~!!!!!」と叫ぶ。いいねえ。人生にはそういう瞬間があるねえ。駆り立てられそうしなくてはいられない、そんな課題を見つける幸福。のだめ、ピアノ、さらえよ!楽譜読めるようになれよ!!いましかできないんだぞ!!!

今週も淡々としつつも地味に感動のテレビ版「のだめ」であった。

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