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「BATMAN BEGINS」 「怒り」と「恐怖」

2005-07-14 20:12:06 テーマ:(は
悪を倒すこと。恐怖を克服すること。十分鍛練を積み、修行を終える段になって、大きな葛藤が生まれる。「悪」を倒すためには、自分も「悪」を行わなくてはならないのか?悪い奴は容赦なく殺していいのか?

娯楽作品とは思えない深刻な内容だ。見ている俺もその苦しみの中にたたき込まれ、決断を迫られた。そして、ブルース=バットマンの選択に心から喝采を贈った。

映画の冒頭から、幼い頃の思い出と、「悪」を見極める放浪が重ね合わされて始まる。クリストファー・ノーラン監督の「MEMENTO」の「手口」は、それとわからないほどに洗練されている。

クリスチアン・べール演じる、主人公ブルース・ウェインは、少年のとき両親を目の前で殺される。悪に対する怒りと、両親を守れなかった自責の念でいっぱいだ。悪を滅ぼし、意味ある人生を得るには、どうしたらいいのか、苦しみ続ける。

人間には、行動するエネルギーのもとがある。

名声を得たい。金持ちになりたい。何かを手に入れたい。女にもてたい、というのも重要だ。高潔な人は、他人のために働きたい。世界の平和に貢献したい。正義を守るために働きたい。そのように思うだろう。

「怒り」で行動する人もいる。親に対する怒り。置かれた境遇に対する「怒り」。嫉妬、羨望からくる「怒り」。無力な自分に対する「怒り」。自責の念。

ブルースは、「悪」と戦うため、また、自分の内に巣くう「恐れ」を克服するために放浪に出る。氷に閉ざされたヒマラヤ山中の断崖にそびえる、ラマ僧(?)ラーズ・アル・グールの要塞での修行は「ニンジャ」なもので、バットマンの基礎能力はここで養われる。

ラーズ・アル・グルを演じる渡辺謙の巻き舌混じりの英語は真似してみたくなる。

ここまでで、映画一本分。アクションシーンも楽しめる。ついでに、ブルースが山に行くときも帰ってくるときも、肩からかけていた、バッグが欲しい。丈夫で、使いやすそうだ。

(この項続く)

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