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「マルホランド・ドライブ」 ボブのアドヴァイス

2005-08-12 19:04:40

テーマ:Mulholland Dr.

監督のボブは、プロデューサのウォーリーに促され、オーディションをはじめる前、二人に演技指導をする。この場面で、ボブがぼんくらだとわかる。

Now (この発音が ノウ と聞こえる。英国式の気取った発音なのかも知れない)

It's not a contest. 

Tow of them (間) with themselves. (二人の人間がありのままでいる)

So don't play for real,untill it gets real.(決して、リアルに演じるな、リアルになるまでは)

もったいぶった話し方。深刻な顔つき。でも意味不明。ていうか、意味ないし。

これを聞いたスタッフの顔。酢を飲んだような顔をする。凄くおかしい。その顔を翻訳すると、「何、寝言、言ってるんだこのぼんくら!」である。

相手役の老二枚目俳優は、「もっと近づいてやろう、この前の、あのなんていう名前だっけ、黒髪の女が来たときみたいに。」という。これを聞くと、来たのはリタかな?という気がする。

ボブのいらないアドヴァイス。「台詞の間を急がないように。特に'before what'の前。 」

リタが読み合わせで、なぜか引っかかっていた言葉だ!来たのはリタに違いない。

老俳優が、「あのなボビー、演技というものは相互作用だ。相手が急がなければ俺も急がない、じゃあはじめよう。」という。

ボブ、ウォーリーにまた促される。うつむいていたのだ。やっとはじめの合図を言う。ぼんくらだ。

And action! 「あ~んど、アクション!」気取った言い回し。バカ丸出し。

それから、異常な熱演のベティ。終わると、大拍手。キャスティング・マネージャが「この子、使えるわね」と囁きあう。ボブだけ空気が読めていない。

またもや、促されるボブ。台本に目を落とし、あわてて顔を上げる。みんなが言葉を待っている。

「よかった。本当に。少し不自然なところもあったが、血が通った演技だった。よかった、本当に」

意味のないぼんくらの台詞。この緑シャツの監督、面白い。

すごい女優を見つけた!と歓喜の声をあげるスタッフの中で、後ろの方で若い女のスタッフに、のしかかるように語り込んでいるボブの姿。すごくおかしい。なんだろう、このおっさん。

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コメント

■細部まで

じっくり味わってますねえ!
私も、もう一度この映画を見ている気分になってきました。

コメント、たくさんありがとうございました。 いくつか、コメントに対するコメント入れましたので、またお時間があるときにでも、のぞいてやってください。

ところで、昨日から私のノートパソコン、調子悪いなあと思っていたら、ついに終焉を迎えてしまったようで・・・。 とりあえずデスクトップの方に日本語機能を加えてもらい、こうしてブログにつないでいるわけですが、過去のメールやアドレスブックなどすべて消失してしまい、困惑中です・・・HELP!
有閑マダム (2005-08-13 16:32:55)

投稿: コメント | 2006年3月 4日 (土) 16時19分

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