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「明治村」に遊郭を!

永六輔のラジオを聞いている。

犬山の明治村の村長は小沢昭一だ。村長が主張しているのは、明治村に遊郭を作って営業したい、ということだ。その通り。いいこと言うなあ。さすが小沢昭一。

昭和33年までは日本のあちこちに遊郭があったのだ。遊郭を中心とした経済活動が商業地域を支えていた。文化遺産として遊郭の建物を眺めるのなら、明治村の中だけでも遊郭も営業すればいい、というのだ。

落語にしろ、歌舞伎にしろ、遊郭を抜きにしては話そのものが理解できない。日本の大衆芸能の根底にある「くるわ」を再現してくれたら古典芸能への理解はいっそう深まるだろう。ぜひやってほしい。

浅田真生の父親は名古屋で有名な老舗のゲイ・バーの経営者だそうだ。子供の頃からスケートができる環境を提供できる経済力は遊郭が支えている。文化とはそのようなものだ。

テレビは遊郭に似ている。浅田真生のようなおぼこの「新造」に群がり客をとりたいのだ。金になるから。そう考えると、女子アナウンサーも花魁というわけだ。芸能人やスポーツ選手が水揚げして、最後は身請けしていく。そうした構造もそっくりだ。

ライブデブのようなにわか偽成金が「お大尽」気取りで札びらを切ってみせるのもお約束。そんなことは昔からいつもあったのだ。

現代の遊郭、テレビ局。なあんだ。そうなんだ。なるほど、フジテレビの日枝社長の顔は「遣り手婆」の顔だなあ☆

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「アマデウス」神が愛でし者◇凡人と天才

「凡人」と「天才」。
この記事のタイトルで映画のシナリオのすべてを表してしまう。「神が愛でし者=アマデウス」が天才で、サリエリは俺たち凡百の代表というわけだ。
ワーナー・ホーム・ビデオ
アマデウス

とは言うものの、このサリエリ、当時の音楽エリートだ。まず生まれが違う。イタリア人だ。下品で粗野なドイツ語を話さない。正統的な音楽教育をうけ宮廷楽士に任用されている。名声も高い。何の不足もない一流の音楽家なのだ。実はサリエリは俺たち凡百とは天と地ほども違う。本当は。

だが映画を見ていると俺たち凡百はサリエリを自分に重ね合わせて見てしまう。天真爛漫なモーツァルト。ロバのような間抜けな顔。素っ頓狂な馬鹿笑い。ガキのような振る舞い。これがあの神童とうたわれマリー・アントワネットの前でチェンバロを弾いてご褒美をもらい褒められた天才なのか?

サリエリがモーツァルトの天才を悟る有名なシーンがある。コンスタンツェと戯れるモーツァルトをよそに、ふと譜面台に置かれたパート譜を見るサリエリ。

「<グラン・パルティータ>十三管楽器のためのセレナーデ」だ。二楽章アンダンテの冒頭。ホルンとバセット・ホルン(クラリネットの仲間)のくすんだシンコペーションで始まる。

字幕では「手風琴」と訳される言葉はアコーディオンだ。だがおそらくはライエルというドイツの吟遊詩人が使っていた鍵盤付きの、こすってならす弦楽器を意図していると思う。そのがーがーいう音から、ハーディ・ガーディとも言われる。大正琴のような弦楽器だ。音が連続することからオルガンのようでもある。「ハーディ・ガーディ」のニックネームをもつセレナーデもモーツァルトは書いている。

とにかく洗練された音ではない。ゆっくりで優美であるべきアンダンテ楽章がこんな間の抜けた音から始まるとは・・・。するとなんと!オーボエが・・・・・・!神よ!天から優美に舞い降りるみ使いのごとき旋律が!!この世の者とは思われない美しい響き!クラリネットがそれに答え・・・・。

天才だ・・・・。

サリエリの陶酔に見てる俺たち凡百も酔ってしまう。サリエリを狂言回しにモーツァルトの天才ぶりをいかんなく伝える素晴らしい場面だ。俺はこの場面のサリエリからそれを教えてもらった。

ドン・ジョバンニ冒頭の恐ろしい音響、交響曲25番のシンコペイションがメインテーマになって、父親との確執もストーリーの重要な軸になっているのだが、俺はそちらにはあまり興味がなかった。

前半の、コンスタンツェとの結婚記念に書いたハ短調ミサ。ザツツブルグのコロレード大司教に書くことを約束しつつ未完に終わった大ミサ曲。これがまた素晴らしい曲で、コンスタンツェが歌うために書かれたソプラノのソロ!一音一音に羽が生えて高みに舞い上がる。恋愛の陶酔に近い。もはやモーツァルトは宗教音楽に興味を失っているのだ。

結婚後、取り組む「フィガロ」。アルマビーバ伯爵の歌う「ペルドーネ、コンテッサ(許せよ、奥方)」の旋律がずっと流れる。オペラで成功を夢見たモーツァルトの会心作だ。

(この項続く)

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WBC決勝◇対キューバ戦記念 「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ」

キューバはラテン音楽のふるさとだ。古くは「ボレロ」「ハバネラ」「サルサ」「マンボ」。みんなキューバの音楽だ。いま俺が聞いている「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ」のCDは、現代キューバの「ソン」の演奏家たち最高の演奏の数々だ。
ライ・クーダー&キューバン・ミュージシャンズ, エリアデス・オチョア, イブライム・フェレール, コンパイ・セグンド, ライ・クーダー, マヌエル“プンティリータ”リセア, ルベン・ゴンザレス
ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ


イブライム・フェレール, ライ・クーダー
ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ・プレゼンツ

ハンチングを粋にかぶるいい味の「チャンジー(じいちゃんの業界ひっくり返し言葉。敬意を込めて言う)」は、歌手のイブライム・ファレール。今年で79歳だ。尊敬すべき「チャンジー」の日常と音楽を描いた「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ」という映画もある。

バップ
ブエナ☆ビスタ☆ソシアル☆クラブ

カストロ議長率いる社会主義国キューバ。野球選手の月給は1,500円ほどだそうだ。それでも国民の尊敬と憧れを一心に受ける野球選手たち。

彼らの活躍を大いに楽しもう。日本の選手は大金をもらって野球をしているんだ。勝っても騒ぐな。キューバが勝ったら大いに喜ぼう。彼らの数少ない栄光の瞬間を大いに褒め称えよう!!

対キューバ戦を待ちながら・・・
(素敵なキューバ産のラムをあおり、ソンを聞き、ハバナの葉巻を吸いながら・・・・嘘です。酒もたばこもやらないへなちょこ侍)

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桂文楽「愛宕山」

さわらびの握りこぶしを振り挙げて山の頬面春風ぞ吹く

さわらびのにぎりこぶしをふりあげてやまのほおづらはるかぜぞふく

風情のある狂歌だ。(*)

文楽の愛宕山。暇をもてあました大店の旦那が、若い衆を連れて愛宕山に登る。お供は口から先に生まれた太鼓持ちの一八。旦那は一八をからかいながら春の行楽を楽しむ。

女衆も、たすきがけで山を登っていく。緋縮緬の長襦袢が歩くごとに裾から、ちらちらちらちら見えてまことにいい風情。長閑な春の行楽を満喫する。

調子のいい一八は旦那に冒頭の狂歌を、さも今思いついたように聞かせる。あまりの出来映えに感心した旦那は、一八を褒めて小遣いをやろうとするが、ふと気付いて、「おい、一八。お前はさわらびってものを知ってるかい?」と聞く。しどろもどろの一八。「なんだ、盗み句だな?お前の腹からだったら小遣いもやったんだ」。悔しがる一八。

近頃くだらない俳句だか川柳だかわからないゴロ合わせのようなものが横行している。第一生命のサラリーマン川柳(綾小路きみまろがネタ元にしていたことで知られている)や、伊藤園のお茶のペットボトルについている愚にもつかない「標語」。

そのなかから、いくつか。

ウォームビズ ふところ常に クールビズ(第一生命)

メイドカフェ 冥土のみやげに 行ってやる(第一生命)

こんな日は風がないから風になろう(伊藤園・大賞受賞)

プール開き太ももで水を切りひらく(伊藤園・文部科学大臣奨励賞)

くだらない。実につまらない。陳腐としか言いようがない。なんなんだ、これは。

サラリーマン川柳の時代の流れに棹さす悪のりぶりが痛々しい。こんなものが面白いか?

伊藤園の俳句はなんだ。一茶の俳句が大好きだが、一茶の一言一言に較べてなんたる軽薄。こんなものは広告屋の悪どい剽窃だ。審査員が広告屋ばかりだから仕方がない。日本人の大切な文化財を愚弄している。腹が立つ。これこそ衆愚のなせる業だ。

太鼓持ちと言っても何のことか解らないだろう。落語をいくつか聞けばすぐ解るのに。太鼓持ちの出てくる落語は多い。可楽の「富久」に出てくる酒癖の悪い久さん。旦那の針の実験台にされてしまう「幇間腹(たいこばら)」などなど。

志ん生の落語「品川心中」や「居残り佐平次」を元にしたフランキー堺の映画「幕末太陽伝」を思い出してもらえば、幇間や江戸の遊郭の雰囲気がわかる。

落語「愛宕山」は、旦那一行が頂上について「土器(かわらけ)投げ」に興じるところからどんどんエスカレートしてとんでもない展開になっていく。一八の金に執着する姿がおかしくも悲しい。桂文楽の至芸だ。

春の落語。季節を歌い長閑な風情を漂わせ異空間にまで連れて行ってもらえる。「おかしくてやがて悲しき落語かな(お粗末な剽窃です)」。

桂文楽(くれぐれも先代の)。桂文楽の録音を聞いてください。「愛宕山」「船徳」。どちらも抱腹絶倒です。

(*)野暮を承知で解説を。
早蕨(さわらび)は、まだつぼみのわらび。手を握っているように見える。その形を握り拳に見立てて、山の顔を「張る」=殴る。「春」が掛け調(ま、駄洒落ですね)になっているところが味噌。

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「COMPETITION(1980)」邦題「コンペティション」

コンペティション。

日本ではゴルフの「コンペ」しか思い浮かばないだろうが、いわゆる「コンクール」のことだ。コンクールと言えば音楽や絵画の話だな、と解るのが面白いところ。

映画「コンペティション」competition_ver1

アメリカのジュリアード音楽院の建物を使って撮影された青春映画。音楽大学のピアノ科に通う主人公(リチャード・ドレイファス)が、何度目か、しかも年齢制限もあり最後のチャンスかもしれないコンクール(コンペティション)に臨む話。

まいったよ。

映画のことなどろくに知らない知ったかぶり侍の俺だから、この映画がまたしても「華のない(某氏曰く)」リチャード・ドレイファス主演とは!

主人公は見かけも年寄り臭く、髪も薄くなっている。何度もコンクールでいいところまで行くのだが「万年二位」。このあたりで一位をとらなくては、ピアニストとしても箔がつかない。

一位をとる人と、一位にならない人との違いはなんだろうか。華々しく一位になったことのない俺には永遠に解るはずもない。おそらく、この世界の大部分の人々は「一位になったことのない人」で構成されている。その悲哀。

あと一歩で一位だったのに・・。そのような経験をしたことがある人も多いだろう。だが一位は遠い。

美しい恋人(エイミー・アーヴィング!)がいて、本選の舞台袖から口の動きだけで「I love you」と言ってくれる。でも結果は二位。それで終わりなのがこの映画。ネタばれですが、ほとんどの人はこの結末を予測し、人生とはこうしたものだ、と受け入れることになる。

ほろ苦い味の青春映画だ。

俺は今より25歳若い頃、女子に誘われて見に行った。その頃から女の子にはもてる俺だった。

ジュリアード音楽院の様子が興味深い。練習室や、さらっている曲目、様々な楽器を演奏する学生たち。日本の音楽大学もそれほど違わないのだろう。いまでも毎日コンクールをめざし狂ったように練習をする学生たち。その情熱と意気込みが、防音されたレッスン室が並ぶ廊下にも溢れて渦巻いている。胸が熱くなる光景だ。

この映画を見た後、舞台袖から「I love you」と言うのが流行った。舞台上で緊張している女子めがけてウィンクしながら「I love you」と言ってやる。困ったような女子を見るのが楽しみで。。あとでプンプン怒られるのも楽しみでした。

我が青春の思い出。エイミー・アーヴィングはブライアン・デ・パルマの傑作青春映画「キャリー」で、キャリーの唯一の理解者、スー・スネル役でデビュー。最後の場面の演技には度肝を抜かれます(笑)

それにしても、リチャード・ドレイフェス!!笑ってる場合かよ!!m_054840

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「Mr. Holland's Opus (1995)」 邦題「陽のあたる教室」

作曲家を志し音楽のためにすべてを犠牲にする男、ホランド。リチャード・ドレイファスが演じる。ボロアパートの一室で、心の中のフル・オーケストラでフィナーレのファンファーレ部分を思い描きながら古ぼけたピアノに向かう。

39fc76444bcc3アメリカには面白い作曲家がいる。俺の尊敬するチャールズ・アイヴズ(1874-1954)。

教会のオルガニストで、無調、多調やコラージュ手法を駆使した斬新な作品を多数残している。交響曲第三番で1947年にピューリッツァー賞も受賞した。現代作曲家に分類される。

アイヴズはイェール大学で音楽を学び、卒業すると「不協和音のために飢えるのはごめんだ」と言ってビジネスの世界に身を投じる。事業にも大成功し自身の名を冠した「アイヴズ相互保険会社」の創立者となる。

39fc7680d5199 このような例は極めて希だ。大多数のビジネスも音楽にも才能がそこそこの者は、飢えつつ「不協和音」とつき合うか、さっさと音楽などあきらめて別の暮らし方をはじめるのだ。

ホランド氏の転機は奥さんの妊娠から訪れる。「不協和音」ではミルクは買えない。

ホランド氏の選んだ職業は高校の音楽教師。もり立ててくれる校長にも恵まれ、ホランド氏は徐々に高校教師の仕事にのめり込む。できない生徒が指導することで成長する喜びを味わう。

39fc7657dc053 「教えるということはふたたび学ぶこと」。ホランド先生は音楽を教える喜びに目覚めた。

親の夢を託そうと期待したわが子は聾唖者だった。耳の聞こえない息子を愛すことができないホランド先生。なんと悲しいことだろう。現実はそうなのだ。

高校をあげて取り組んだミュージカルも大成功。ホランド先生が、寝食を忘れ、家庭を顧みず、熱心に指導した結果だ。

39fc761035538才能のある女子の教え子も自分を慕ってくれる。いつしか恋愛感情を持ち始めるホランド先生。 若く美しく才能豊かな生徒と町を出る約束をする。

高校や大学の教師なら多少なりとも思い当たるところだろう。そして、ホランド先生は正しい選択をする。生徒との約束を破ることで自分の人生を守ったのだ。

まったく音楽を理解できないと思っていた息子が、スピーカに腰をかけている。大音量で流れる音楽。その時、驚くべきことが起こる。振動で息子は音楽を「聞いている」のだ。

ホランド先生は初めて息子を受け入れる。息子に語りかけるように歌うジョン・レノンの「ビューティフル・ボーイ」。見ている俺は涙を止めることが出来ない。

この映画は日本ではほとんど話題にならない。DVDも出ていないようだ。たまたま見た俺の心には深く印象に残っている。俺の大好きな女の子がこの映画のことを話題にした。初めて他人からこの映画の話を振られた俺は大感激!その子に本気で恋しちゃうかも☆

193042mrhollandsopusposters 原題の「Mr.HOLLAND'S OPUS」がいい。邦題「陽の当たる・・」じゃ、石坂洋次郎かよ!という腑抜けな印象しかない。「ホランド氏の作品」。映画を見るとそのことがよくわかる。

この作品の面白さはまだある。ホランド先生の若い頃から退職するまで、年代ごとのトリビアルが実に正確に映像化されていること。

着ているものとか、流行っている音楽、調度、家電製品、車などすべて年代ごとに細かく配慮されている。生徒のファッションの変化!女子は半裸みたいな格好になるもんな。へそ出してるし。態度の変化、人種の変化も興味深い。

どんどんポップなファッションになっていくホランド先生もおかしい。アメリカ人は年齢に関係なくポップな格好をするからね。白髪でチノーズとスニーカー、肩からサマーセータを羽織る、なんて感じで。。。それが面白い。

ベトナム戦争も影を落とす。教え子が戦死する気持ちとはどのようなものなのだろう。今のアメリカでも同じことが繰り返され、生徒を戦地に送る教師の苦しみは絶えない。

年老いて、教え子たちがホランド先生の作品を演奏してくれることになる。芸術としてはたいしたことないのだが、この教え子たちこそ、ホランド先生の「作品」なのだ、とわかる場面。

感激した。

「教師」というものをよくあらわしている。しかも芸術系の教師の偽らざる心境をよく表現している。学校で教えることと芸術音楽とはまったく関係ないといってもいい。そのようなリアルな手触りのある映画だった。

この映画、俺にはとても大事な映画だ。

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偏愛・全智賢 Daisy/デイジー

俺の偏愛する全智賢(チョン・ジヒョン)の新作が来る。楽しみだ。相手役は「私の頭の中の消しゴム」のチョン・ウソン。さいこさん、来てますよ!!daisyB jihyonnB chonjihyon

 

リンク: Daisy/デイジー.

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キーラ・ナイトレイ、綺麗!!

アカデミー賞のレッド・カーペットの写真を見た。

KK_003KK_023ダントツで美しいのがキーラ・ナイトレイ!

「ドミノ」で炸裂した冷徹美女キャラ全開!俺の好み、まん真ん中。ドレスも素晴らしい。ベスト・ドレッサーだ。

ジェシカ・アルパ嬢は日本の男が好む「童女顔」モードではなく、髪を上げて大人っぽいムード。エキゾチックな顔立ちに見える。綺麗だが微妙。

ジョージ・クルーニーは、オーシャンズそのままの出で立ち。頼もしい兄貴に見えるなあ☆抱きしめてもらいたいなあ☆髭が濃そう。(・・・・・・骨折り山)

「シリアナ」はぜひ見たい。

以下、くだらないネタですから読まないで。特に淑女の皆様。。。

自らがゲイであると思われる映画評論家今野雄二氏が、TBSラジオでアカデミー賞の話をしていた。「ブロークバック・マウンテン」が99%作品賞を取るだろう、と言っていたのは過去記事の通り。そのあと、ジョージ・クルーニーの話になり、作品名の「シリアナ」を妙に言いにくそうにしていた、・・・・とそれだけの話です。

突っ込みは無しで・・・・。(あ、火に油を注ぐお下劣さ。「愚劣」な記事になってしまった)。

放置でお願いします。

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「夢の映画バトン」・・・拙速ですが(冷汗

Q1. 希代の名優である貴方。熱々のラブロマンス大作で、ある俳優と激越なベッドシーンを演じる事に!その相手役とは、誰?

時節柄、ジョージ・クルーニーに可愛がってもらいたい。髭でゴシゴシされたい。あるいは、ガエル・ガルシア・ベルナルをアモーレス・ペロスしたい。ぺろぺろ可愛がりたい。

Q2. 貴方はハリウッドでも凄腕と評判される名プロデューサー。ついに問題作「フーテンの寅vsサザエさん」を製作する事に!さて、主演の二人は誰にする?

サザエさんはレイチェル・ワイズ。おてんばに見える。ややガタイが良すぎるが。

寅さんは、フィリップ・シーモア・ホフマンしかいないでしょう。アカデミー賞の貫禄で演じてもらいましょう。

Q3. あの名子役ダコタ・ファニングが、なんと、貴方の粗末なお宅にショート・スティする事に!貴方との二人きりの今晩の夕飯は、どんな献立?

失礼な質問ですね。お粗末なお宅とはなんですか!!!(・・・と切れる)。

わが庵では、お茶を振る舞おう。お懐石でもてなしてしんぜよう。ぎゃーぎゃーわめくようならホムスでも食わしておけ!

Q4. 車でアメリカ横断の旅に出る貴方。一緒に同行してくれる俳優(同性)を一人選ぶとしたら誰?で、絶対に“お断り”なのは誰?

同行したいのは、ジョニー・デップ。騒がしくなさそうなのがいい。気むずかしいぐらいがいい。ぽつりぽつりと話をしながら旅したい。でもあまり親しくなって「骨折り山」になっちゃうとちょっと困るかも。綺麗な顔してますからね。とてもいい人のようだし。。

嫌なのはニコラス・ケイジ。特に理由はない。

マダムのお嫌いな、リンジー・ローハンちゃんはお供に連れて行きたいなあ☆

きゃーきゃーわがまま言ってもらいたい。暴れ放題、暴れてもらいたい。あんな娘に困らされるお父さんをやってみたい。

Q5. あの俳優が貴方の素敵な叔父(叔母)様になってくれるそうな!さて、その俳優とは誰?

クリント・イーストウッドを叔父に。

スーザン・サランドンを叔母に。

Q6. 次に回す人(三人)を俳優に例えると誰?

これ難しい。とりあえず引き受けてくれる方、自己申告お願いします。思いついたらご指名します。

有閑マダム様から依頼があったので急いでやってみました。

バトンが苦手でごめんなさい・・・と言う感じでいっぱいです。

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「ブロークバック・マウンテン」と「真夜中のカウボーイ」

カウボーイはマッチョなアメリカの象徴。

今年、アカデミー賞が確実と言われるこの作品はワイオミングが舞台だ。カウボーイ同士の恋愛を描いている。男同士の恋愛だ。もちろん肉体関係を伴う。

シンガポール在住の有閑マダムさんが原作を読み、劇場で見てこられたのでレビューをどうぞ。

リンク: ブロークバック・マウンテン 映画|有閑マダムは何を観ているのか?.

ブッシュを支持する共和党員はキリスト教ファンダメンタリスト(原理主義)が多くを占める。当然、ゲイには不寛容だ。この映画に対する反感も相当なものらしい。町山氏のラジオで聞いた。アメリカの魂そのものであるカウボウイをホモに描くとはなにごとか、と言うわけだ。

下馬評で今回のアカデミー賞作品賞は99%確実と言われている。自らがおそらくはゲイである映画評論家、今野雄二氏があちこちで強力にプッシュしている。ゲイ差別を告発する映画だ、と紹介している。今野氏にはリアルに感じ取るところがあるのだろう、などと邪推する。

midnightcowboy1 カウボウイがゲイであるような作品がアカデミー賞をとるのは初めて、と言われるが、実は「真夜中のカウボウイ」はゲイの話であると、かの淀川長治先生だけは仰っていたそうだ。ゲイは友を呼ぶ、というか。。。そんな言葉はないけど。

アンジェリーナ・ジョリーのお父さん、ジョン・ボイトがテキサスの田舎者を好演する。カウボウイの格好で都会に行けばもてもてに違いないと思ったが、寄ってくるのはホモばかり。

ダスティン・ホフマン演じる病弱なイタリア系ホームレス、ラッツォと一緒に暮らし初め友情が深まっていく。

cowboy_promo都会の寒さが身に染みる映画だ。最後のフロリダ行きのバスの中で息を引き取るラッツォの姿は哀切きわまりない。アメリカン・ニューシネマの代表作だ。

この作品もアカデミー賞を取った。テキサス出身のカウボーイ姿の男が金持ちの女を相手に売春(というのか)をしようとするところからして「カウボーイ」を裏切っている。

主演男優賞候補の「カポーティ」を演じたフィリップ・シーモア・ホフマンも、いわゆる「おかまちゃん」演技が評価されることになる。

ハリウッドは昔からリベラルの牙城だ。政治に積極的に関わり発言する伝統がある。マイケル・ムーアのようなキワモノ風の監督でも風向き次第で賞を取れる場所なのだ。

昨年の「ミリオン・ダラー・ベイビー」も、キリスト教ファンダメンタリストたちから上映拒否をうけた。生命倫理に抵触するからだ。今回ははっきり性道徳のタブーを扱っている。その意味からも、アカデミー賞を取る可能性は高い。

日本でも今日から一部で公開されている。この作品はぜひみたいと思う。俺はゲイの性描写は嫌いだが、恋愛に興味がある。恋愛は性別を超えるということはよくわかる。

ぜひ見たい。

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「トロイ」超大型痛快娯楽時代劇!!

シナリオが良くできている。長い映画だが一気に見た。目を見張るような大軍勢の戦いもあれば、息詰まる一対一の決闘もある。敵味方ともに登場人物の人間関係がうまく描写され、運命の糸が交錯し悲劇が織り上げられていく。ドラマとしての作りがよい。

古代ギリシャ。トロイとスパルタとの戦いの物語。ホメロスのギリシャ神話で語られる英雄たちの時代だ。

ワーナー・ホーム・ビデオ
トロイ 特別版 〈2枚組〉

強欲な王アガメムノン率いるスパルタ軍は次々に占領を続け、オール・ギリシャ軍の様相。一方、堅固な城壁で名高いトロイは交易の要衝を占め繁栄を誇っている。

001 スパルタには勇者アキレスがいる。どんな怪物にもたちどころに勝利を収める。弱点はおなじみアキレス腱。これにもちゃんと逸話がある。神々のご加護の水にくぐらせるとき母が手でつかんでいた踵に水がよくかからなかったため急所になったと。耳なし芳一かよ。

オーランド・ブルームが青白い美貌で演じる思慮の足りない王子。トロイとスパルタが講和条約を結んだその足で、スパルタ王アガメムノンの弟の妻を寝取ってしまう。怒りに燃えるアガメムノンはこれを口実にトロイを奪い取ることを決意する。五万の大群を船で送り出す様は圧巻だ。30

海一杯の帆船。おびただしい軍勢による戦闘シーンは迫力満点。勇者アキレスの働きで緒戦は完勝のスパルタ軍。織田信長のようにアポロンの神殿を容赦なく破壊し偶像をたたき壊すアキレス。神官も皆殺しだ。

018 アキレスと言えば亀だろう。アキレスがいかに俊足の勇者であっても前にいる亀を追い抜くことが出来ない。なぜなら、亀とアキレスの間の中間点を設定する。(なぜ?って?・・・まあまあ。)その中間点の半分の位置にさらに中間点を置く。(なぜ?)そのように、中間点を設定してはその中間に点を設定していくうちに日が暮れてしまうからだ。

以上証明終わり・・・な訳はないがだいたいそんなところだ。

俺はギリシア、ローマの歴史が大好きだ。中学生のころ、ペロポネソス戦争を題材に壁新聞を作って大うけにうけたことがある。世界史の宿題だったものだ。アテネとスパルタの戦いをあたかも見てきたように新聞にした。記者の名前はアテニ・ナラーン。

その頃から知ったかぶりの口からでまかせを書いては喜んでいる俺だ。その新聞は学校の中で何かの賞をもらって、中学の二階の渡り廊下から続く掲示板に長く張り出された。覚えている人いたらコメントください。新聞の名前は「アテネ日報」。それっきり新聞は発行されていませんが。

020 エリック・バナ演じるヘクトルが素晴らしい。悲しい運命を受け入れて戦う姿にしびれる。ブラッド・ピットのアキレスと一騎打ち。緊迫した場面だ。

ここで思うのは日本の侍映画のチャンバラは美しいな、ということ。グレコ・ローマンスタイルのチャンバラはとにかく力任せ。間をとるでもなし。やたら糞力で剣や盾を振り回す。日本の侍の踊りのような美しさがない。本物の日本刀での戦いは惨いものだとは思うが。人殺しに美しさなんかないけどね。映画での話ですよ。

テンポ良く娯楽時代劇は展開する。この作品はとても面白い。「アレキサンダー」のように
意味ありげな説教臭さもない。ひたすら映像の迫力と娯楽時代劇に徹している。

06有名な「トロイの木馬」も見せてくれる。戦争して城塞都市を占領するとはどのようなことか見せてくれる。敵の神殿を破壊し尽くして略奪の限りを尽くし町を焼き払う。レーニン像を引き倒し、フセイン像を引き倒し、壁を叩き壊す。タリバンにとってはバーミアン遺跡の仏像など、唾棄すべき偶像なのだ。戦争とはこのようなものだ。

教訓は受け取らなくてもいい。テレ東の年末超大作時代劇よりずっと面白いです。大満足。

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「竹島を忘れるな!」続・日本のアラモ

済州島を占領され、おいしい苺を食べられなくなった韓国国内でも日本に対する感情は複雑だ。徹底抗戦を叫ぶ一派、親和策を模索する一派。

ソウルは一触即発の状態。人心は荒廃し、治安は悪化している。

ここに、志ある憂国の志士が立ち上がった。韓国北部の空港のあるインチョンに集まり、国のためにソウルの治安回復に身を挺することを誓う。

これをインチョン組(仁川・じんせんぐみ)と言う。組長は芹沢鴨。。。なんちゃって。

にわかやがな、にわかにわか。。。
怒りなや。しゃれやがな。。

ゆるしたって。。。
映画侍 (2005-06-05 13:20:50)

■仁川組

当然「猟奇」全智賢も加わります。沖田役です。いいな!最高!!!

テヒョン(キョヌ役の人。韓国女子に大人気!)も確定。

鴨は、シルミドのサングラスの人(誰だよ?)

近藤は、シルミドの主人公(オアシスでも主演したあのうまい人)。あとは適当に。

「殺人の記憶」の刑事の人もいいなあ。永倉?

「オールドボーイ」の、二人もいいねえ。

こうやって、中途半端な知識でも韓国側の配役も考えられるなんて、現在の日韓関係をよく表していますね。

(コメント欄で俺が膨らませた続編。いま再アップしていて面白いので記事にします。)

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「竹島を忘れるな!」 日本のアラモ

2005-06-04 22:26:41

テーマ:事件・事故・言説

韓国軍が常駐して実効支配されている日本の領土竹島。

竹島を奪還するため国土奪還義勇軍が組織された。仕事のないリストラ中高年とNEET。全員が志願兵だ。元コクドの社員も多数参戦している。武器は思い思いの手製。銃刀法違反にならない範囲で用意する。おやつは300円まで。

日頃、北朝鮮と緊迫した実戦で鍛えた韓国軍はいざとなると強い。裴のような生白い顔の眼鏡男も機関銃でばしばし撃ってくる。マフラーも忘れない、寒いから。

簡単に蹴散らされる義勇軍。殺された日本人500人。

さあ、そこで叫ぶのだ。「竹島を忘れるな!」

日本人の怒りは沸騰する。テレビのワイドショウによる世論に後押しされるまま、日本国軍は、竹島はおろか済州島まで奪い取る。憲法改正で正式に日本国軍になった元自衛官たちが済州島に常駐する。

ロマンスも入れなくちゃ。

日本国軍済州島駐在所課長補佐、ぎばちゃんと、韓国人スパイ、チェ・ジウ(ベタですが・・・・)の許されざる恋とかもあって・・・・・・・・。駐在所のマドンナは石原さとみか、絵的に。

済州島の苺はでかくてうまい。南大門市場の屋台で売っている。ちょっと高い。

苺が食えなくなった韓国の世論は沸騰する。済州島に攻め入る韓国軍。蹴散らす、日本国軍。

さあ、韓国人は怒った!「済州島を忘れるな!!」

(以下略・延々とスコセッジ調に続きます。)

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「マルホランド・ドライブ」 Sierra Bonita Apartoments

2005-08-20 00:50:05

テーマ:Mulholland Dr.

映画の中のオーディション場面は、興味深い。オーディション場面に出てくる女優は、選ばれて、オーディション場面を演じる女優なのだ。

マフィアが推薦するカミーラ・ローズを選ぶオーディション。映画の主演の女優は、コネで決まるのではないか、と誰もが考える。いい役を得たくてあらゆる手段をとろうとするのはどこの世界でも同じだ。実力があるのに選ばれないのは、なにか陰謀に阻まれているのではないか。売れない俳優はだんだん思い詰めていく。

オーディションから逃れるように帰るベティ。リタと手がかりを求めて、ダイアン・セルウィンの家を訪れる。タクシーに乗るが、道に停まっている車にサングラスをかけた二人の男いる。おびえるリタ。リタは何かの事件に巻き込まれているのだった。事故で記憶を失っているが、犯罪に係わっているのかも知れない。リタは黒のパンツと黒のカーディガン。長袖だがスリットが入っている特別な物。胸元が開いた真っ赤な服を中に着ている。
      bonnita
ダイアンの家に着く。外観は古ぼけて汚い家だ。こんな家がロスアンジェルスにあるのか、というようなアパートメント。シエラ・ボニータ・アパートメンツ(SIERRA BONITA APARTMENTS )と読める。スペイン風(!)なのだろう。実際にあるらしい。案内板で見た部屋の番号12号のドアをノックする。見知らぬ女が出てくる。ちなみに名前は L.J. DeRosa。案内板がアップになので17号を見ると書いてある。ダイアンと部屋を交換したという。このところ見かけない、とも言う。
      bonnita2
その女の言う部屋を尋ねる二人。木造で古びた建物だ。鍵がかかっていて、ノックに応答がない。窓から入るベティ。リタはおびえている。だいじょうぶ、と励ましながら、いつも先に行くベティ。二人はぴったり寄り添い映像でも重なり合って動く。歩調も一緒だ。

鼻を押さえるベティ。リタも中にはいると鼻を押さえる。真っ暗な画面をくぐると、目に入ってくるのはベッドに横たわった女性。褐色の髪の女の腐乱死体だ。取り乱し声を上げるリタ。それを抑えるベティ。部屋を交換したDeRosaの激しく叩くノックの音。。。。。

部屋を出たリタとベティは激しく動揺し、画像の輪郭がぼやけ重なり合う。

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「マルホランド・ドライブ」GeorgeHarrison'Something'(1969)

2005-08-14 22:10:18

テーマ:Mulholland Dr.

1960年の'Sixteen Reasons'の9年後、ジョージ・ハリスンは'Something'を書いた。

オールディーズの脳天気な歌詞に比べ、曲調といい、「I don't know,I don't know」と叫び、けだるさが漂う歌詞は、まさに現代だ。

ただ、歌っている内容はコニー・スティヴンスと同じだな、と思い出した。女の子からみた男の仕草の羅列というアイディア。ジョージは、男の視線で女の仕草を見ている。味わって欲しい。

ジョージの歌詞の格好いいところは、「the way she woos me」というところ。彼女が「woos」するのか!と思って、ううう、と思う。歌も「woooooos me」とwoosする。

Something in the way she moves
Attracts me like no other lover
Something in the way she woos me

I don't want to leave her now
You know I believe and how

Some where in her smile she knows
That I don't need no other lover
Something in her style that shows me

I don't want to leave her now
You know I believe and how

You're asking me will my love grow
I don't know, I don't know

You stick around and it may show
I don't know, I don't know

Something in the way she knows
And all I have to do is think of her
Something in the things she shows me

I don't want to leave her now
You know I believe and how

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「マルホランド・ドライブ」 LINDA SCOTT

2005-08-13 23:30:45

テーマ:Mulholland Dr.

ブロンドのカミーラ・ローズが歌う「Every little star」。これにもオリジナルがあった。
       リンダ
Linda Scott。ブルネットの髪が印象に残る。俺が知らないだけで、リンダも、コニーもオールディーズの歌手として有名な存在のようだ。ぜひCDを買って二人の歌声を聞いてみたい。楽しみだ。

デイヴィッド・リンチは、髪の色をオリジナルとは敢えて逆にしている。二度目に見る人には意味がわかることだろう。髪の色がポイントだ。

本物のコニーは、ブロンド。映画ではブルンネット。

本物のリンダは、ブルンネット。映画のカミラ・ローズはブロンド。

      リンダ2


ベティは、約束があるから行かなくちゃ、と言って、逃げるようにスタジオを去る。ここから、映画の転換点に向かっていく。二度目に見る人は胸を突かれる場面の連続になる。記述するのもつらいところだ。

どのように記述すべきか、迷うところでもある。しかし、心くじけずに「曇りない目」で、この作品を見ていこう。些細なことにこだわり、見たままを記述する。分析や解読は諸先輩blogにまかせ、いままで誰も言及しなかったところに光を当てていこう。俺自身がこの記述を最も楽しんでいる。映画の楽しみを記述できたらそれだけで満足だ。

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「マルホランド・ドライブ」 'Sixteen reasons' (1960)

2005-08-13 21:19:19

テーマ:Mulholland Dr.

「Sixteen reasons」の歌が気になって、調べたらCONNIE STEVENS に出会った。この歌は、コニー・スティーヴンスのヒット曲なのだ。50-60年代、ハリウッドのアイドル女優。オリジナルをぜひ聞きたい!!

この映画は、ハリウッドの内幕ものではあるが、さまざまな形で古き時代のハリウッド・スターへのオマージュが盛り込まれている。少し踏み込むとさらにこの映画の楽しみが広がる。

       Connie1
       Connie

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「マルホランド・ドライブ」 カミーラ・ローズの歌

2005-08-13 18:39:29

テーマ:Mulholland Dr.

<Every little star>

I've told every little star
Just how sweet I think you are
Why have'nt I told you

I've told ripples in a brook
Made my heart an open book
Why have'nt I told you

Friends ask me "am I in love"
I always answer "yes"
Might as well confess
If I don't they guess

Maybe you may know it too
Oh my darling if you do
Why haven't you told me

カウボウイが、選べと行った、カミーラ・ローズの歌だ。金髪のショート。ファニー・フェイス。歌もなんだか、カマトトな内容で、可愛い子ちゃんの歌だ。この子が「This is the girl」なのだ。リタが繰り返し言った「Maybe」という言葉が耳に入ってくる。

      mulho
      mulho2

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「マルホランド・ドライブ」 あなたを愛する16の理由

2005-08-13 18:15:11

テーマ:Mulholland Dr.

Sixteen reasons Why I love you

The way hold my hand,your laughing eyes,
The way you understandand, your secret sihgs,

They're all part of sixteen reasons why I love you.

The way you comb your hair, your freckled nose.
The way you say you care, your crazy clothes.

That's just half of sixteen reasons why I love you.

Snuggling in the car, your wish upon a star.
Whispering on the phone, your kiss when we're alone.
Tthe way you thrill my heart, your voice so neat.

You say we'll never part,our love's complete.
Those are all of sixteen reasons why I love you

Sixteen reasons Why I love you.
siteen

ブルネットのファニーフェイスの女優が歌うオールディーズ。これが、キュートな歌なんだ。40~50年代風?昔懐かしいアメリカの雰囲気だ。リタ・ヘイワースや、ベティ・グレイブルが活躍した時代。「so neat」という言葉が時代を感じる。ウディ・アレンがアニー・ホールでからかっていた。NEATではありません。

ベティが連れて行かれるスタジオでは「大ヒット間違いなし」のすごい企画のオーディション中。ひどい目にあったアダム・ケシャーが浮かない顔で、オーディションをしている。

アダムが振り返ると、ベティが。引きつけられるアダム。視線を合わせるベティ。恐ろしいような、蠱惑的な瞬間だ。

歌が終わり、歌手と話すアダム。歌手が「I’m the girl that's playing  this part.Ha?」と言っているのが聞こえる。

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「マルホランド・ドライブ」 ボブのアドヴァイス

2005-08-12 19:04:40

テーマ:Mulholland Dr.

監督のボブは、プロデューサのウォーリーに促され、オーディションをはじめる前、二人に演技指導をする。この場面で、ボブがぼんくらだとわかる。

Now (この発音が ノウ と聞こえる。英国式の気取った発音なのかも知れない)

It's not a contest. 

Tow of them (間) with themselves. (二人の人間がありのままでいる)

So don't play for real,untill it gets real.(決して、リアルに演じるな、リアルになるまでは)

もったいぶった話し方。深刻な顔つき。でも意味不明。ていうか、意味ないし。

これを聞いたスタッフの顔。酢を飲んだような顔をする。凄くおかしい。その顔を翻訳すると、「何、寝言、言ってるんだこのぼんくら!」である。

相手役の老二枚目俳優は、「もっと近づいてやろう、この前の、あのなんていう名前だっけ、黒髪の女が来たときみたいに。」という。これを聞くと、来たのはリタかな?という気がする。

ボブのいらないアドヴァイス。「台詞の間を急がないように。特に'before what'の前。 」

リタが読み合わせで、なぜか引っかかっていた言葉だ!来たのはリタに違いない。

老俳優が、「あのなボビー、演技というものは相互作用だ。相手が急がなければ俺も急がない、じゃあはじめよう。」という。

ボブ、ウォーリーにまた促される。うつむいていたのだ。やっとはじめの合図を言う。ぼんくらだ。

And action! 「あ~んど、アクション!」気取った言い回し。バカ丸出し。

それから、異常な熱演のベティ。終わると、大拍手。キャスティング・マネージャが「この子、使えるわね」と囁きあう。ボブだけ空気が読めていない。

またもや、促されるボブ。台本に目を落とし、あわてて顔を上げる。みんなが言葉を待っている。

「よかった。本当に。少し不自然なところもあったが、血が通った演技だった。よかった、本当に」

意味のないぼんくらの台詞。この緑シャツの監督、面白い。

すごい女優を見つけた!と歓喜の声をあげるスタッフの中で、後ろの方で若い女のスタッフに、のしかかるように語り込んでいるボブの姿。すごくおかしい。なんだろう、このおっさん。

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「マルホランド・ドライブ」 オーディション

2005-08-09 18:35:04

テーマ:Mulholland Dr.

大家のココが去り、一時間後にオーディションだわ!とはしゃぐベティ。

二人がいるゴージャスなアパートメントの前をサングラスをした男が二人乗った車が通りすぎる。意味ありげだ。

タクシーからハリウッドの撮影所の前に降り立つベティ。これ以上ない感激に満たされた表情をしている。音楽は弦楽器のアンサンブルによる沈痛な響き。鎮魂歌のようだ。胸をえぐる音。

ベティが通された部屋は、古めかしい洋館のセット。老人ばかりが優しくベティを迎える。相手役も相当高齢だ。昨夜のシーンをやるように促される。プロデューサが監督のウッドに一言求める。

「リアルにやるな、リアルになるまでは。」

いるいる。こういう自己陶酔型のわけわからないディレクター。名文句を言ってるつもりで、まったく意味不明のおっさんが!!まわりも辟易している様子。ベティだけが素直にその忠告を理解しようとする。

昨夜練習した場面は、過剰にエロティックに再現される。相手役の父親ぐらいの年齢の俳優に、べたべたとくっつき、あえぎ声で台詞を言い、必要以上に濃厚なキスをする、ベティ。初めて見ると、違和感を持つ。女優に必要なことなのか、と思いつつ息を呑んで見る。映画の中の「劇中劇」、しかも、オーディション場面。復層の虚実が交錯する。

ベティは、その演技力を絶賛される。

全部が「嘘」のオーディション。すぐあとに映画の中で語られる。ベティがオーディションを受けた映画は時代遅れのスタッフたちの、制作されるかどうかもわからない、形だけのものだ。女優であるベティの叔母の紹介によるのだが、そこにいたのは時代に取り残された陳腐なスタッフたちであった。

それにしても、あの濃厚なキスはなんだろう。女優の仕事をもらうために、関係者と肉体関係を持つことの暗示だろうか?それもあるかもしれない。漠然と映画関係の出演者と制作者のあいだにそのようなことがあるだろう、と信じられている。ステレオタイプだ。

俺は、何度か見て、ベティの父親への屈折した愛情なのかな?とちょっと思った。この映画にはベティの両親のことが一言も出てこない。冒頭と最後に出てくる老夫婦は、飛行機で隣り合った人物、と言うことになっている。おや?待てよ、それも確かなことはわからない。映画の中で、そう言われているだけで、本当はベティの両親なのだろうか。両親=世間の代表ということもできる。謎だ。

オーディションを終え、その場に居合わせたスタッフに連れられ、スタジオに入ると、アダム・ケシャーが女優のオーディションをしているところだ。オールディーズのセット、メイクで、プラチナ・ブロンドのファニーフェイスの女優が歌を歌っている。マフィアの勧める女優に決めなくてはならない。

つまらなそうな、アダム。ふと振り返ると、ベティと目が合う。魅了されたようなアダム。アピールするベティ。暗いスタジオで、ベティにだけ光が当たっている。

シンデレラ物語なのか。日本のアイドルのデビュー話と一緒だ。友達と一緒に見に行った番組の収録で、スタッフにスカウトされた、というたぐい。そんなことは作り話だと大人は知っているが、夢見る子供たちにはそのようなことがあるかも知れない、と信じられている定番の都市伝説だ。

(この項、俺の気が済むまで続く)

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「マルホランド・ドライブ」 ハリウッドの名花アン・ミラー

2005-08-06 00:08:35

テーマ:Mulholland Dr.

不気味なカウボウイが去ると、不安げなアダム・ケシャーの顔が残る。

HOLLYWOODのサイン。山の上に中継アンテナが林立している。

「いたの?」ピンクのバス・ローブで真剣な面持ちのベティ。「戻った。それが望みだろ?」赤いガウンのリタ。深刻な会話のようだ。憎らしそうな顔のベティが「出てってよ」と叫ぶ。この二人は喧嘩を始めたのだろうか?リタの手元には、レジュメが。昨夜ココが持ってきてくれたオーディションの台詞の練習をしているのだ。

しばらく会話が進む。父親の親友と関係を持つ女の痴話喧嘩のようだ。逮捕される、とか殺すとか、物騒な話をしている。興奮気味のベティ。リタは、男役の台詞だが、紙片を見ながら読んでいる。ぎこちないしゃべり方だ。なぜか、before という言葉を言いにくそうにひっかかる。最後まで読み合わせて、吹き出す二人。

「ここでこう叫ぶのよね。『大嫌い。あんたも私自身も』」。食事用のナイフを振りかざし、全身で叫ぶベティ。迫真の演技だ。二度目に見ると、痛ましい台詞だ。監督はこの台詞を印象づけたいと思っている。

練習を終えて楽しげな二人。リタとベティの場面は常に官能に満ちている。劇中劇は微妙な虚実の境を行き来する。

大家のココが現れる。ハリウッドのベテラン女優アン・ミラー。派手なドレスに身を包み、玄関の網戸越しに現れる。紗のかかった映像は、不思議な雰囲気を醸し出す。
    ann4
ココは、リタを見つけて、誰なの?と聞く。ベティを呼び出し「トラブルに巻き込まれないでね」とやさしく諭すココ。大女優の貫禄を見せる場面だ。鼻梁が細くすっと高い特徴ある美貌。どんなゴージャスなドレスでも着こなす華やかさ。シュールなほど昔ながらの「ハリウッド」の香りを放っている。

    ann2

   ann

(この項まだまだ続く)

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「マルホランド・ドライブ」 南部訛り・ドロール(drawl)の研究。

2005-08-02 20:30:06

テーマ:Mulholland Dr.

レコードの針音がプツプツ聞こえるロカビリーが流れ、アダムの豪邸に、でっかいマフィアの殺し屋が現れる。タランティーノのスタイルだ。違うのは、やっぱりスラップスティックのギャグになっていることだ。

アダム・ケシャーの災難は続く。秘書からの連絡で、「カウボウイ」に会ってくれ、と言われる。ふざけた電話だが、アダムの置かれた状況が解決されるかもしれない。十分美人の秘書がアダムを口説くが、売れっ子金持ち映画監督アダム・ケシャーは少しもなびかない。格好いい!

電話帳で知った住所を見て、ダイアン・セルウィンの家を訪ねようとするベティとリタ。不安そうなリタ。慰めるベティ。その不安を高めるように、忌まわしい人物が玄関から尋ねてくる。親切で面倒見のいい大家ココが取りなす。

ココも、忌まわしい人物も、玄関にある「網戸」越しに現れるので、不思議な非現実感が漂う。不気味で不安な心理を増幅する。心憎い演出だ。ココは、明日のオーディション用の台詞が書かれた紙をベティに手渡す。え?明日?今頃課題を?最初は疑問を感じないはず。でもよく考えると不自然だ。

カウボウイに会いに行くケシャー。「カウボウイ!」嘲笑いながら夜の牧場(!)にたどり着く。

「カウボウイ」が現れる。白のテンガロンハット、赤いバンダナ、明るい茶色のチェックのジャケット。
    cowboy

   (カウボウイの衣装を着たナオミ・ワッツ 壁紙)

「Howdy!」 

ぶっ!テキサス訛り丸出しだ。

「Howdy to you」

ケシャーの答え方は、訛りをおちょくった言い方だ。

「Beautiful evening」この訛りが面白い!「ビ~テフ~ルイ~ブネン」と聞こえる。母音をどろ~んと伸ばしたようなしゃべり方。流れるようなリズムもある。evening を、普通は軽く「イヴニン」と一拍で言うところを、「イ~ヴネン」と伸ばすのが南部訛り(Southern accent)。「ドロール(drawl)」と言う。

笑いをこらえて真面目な顔を保っているようなケシャー。

「わざわざこんなところまで来てくれてすまないね、ありがとう。」その後「快適なホテルから」と付け加える言葉。「nice hotel downtown」。


この「ホテル」と「ダウンタウン」の音をよく聞いて!!!


「ないさおて~るでぇぁうんてぁ~うん」。ドロールしまくり!すごく面白い。


cow とかhouse、how の[au](アウ)の音が[eow](エアウ)に変わるのが訛り。

訛りは滑稽な感じも表すが、だんだん不気味になってくる。真っ白に青ざめた顔の男は少し笑うが目が座っている。不気味で恐ろしい。Southern accentのゆっくりした口調でケシャーを追いつめていく。

Man's attitude goes some ways,the way his life will be.人の態度はその人の人生を左右する。

「ま~んず あっでぃてゅ~ ご~ず さむわ~いず、ざわ~い ひずら~いふ う~ぃるび~」こんな感じかな?

att の音が、add に変わるのも訛り。What's the matter? が What's the madder? と聞こえるたりするやつ。

聞けば聞くほど面白い。カウボウイ(けあ~うぼぇぁうい)は、主演女優のオーディションをやり直せ、と言う。そして、マフィアの推薦する女優が来たら、こう言え、という。

You would say 'This is the girl'

うまくやったら、もういちど俺に会う。もししくじったら、二度会うことになる。 おやすみ。

You would see me one more time if you do good,you'd see me tow more times if you do bad.

Good night.

ゆっくり区切ってどろーんとしゃべるのが、だんだん怖くなってくる。time を「てぁ~いむ」、badを「べぁ~っど」と言う風に訛るのがよく聞き取れると思う。

(この項どんどん続く)

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NANA DVD本日発売!!

ぜひ見てください。中島美嘉がかっこいい!宮崎あおいがいい演技してます!!

リンク: NANA.

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「マルホランド・ドライブ」 It's not my voice. But I know her!

2005-08-02 19:28:45

テーマ:Mulholland Dr.

リタが思い出した名前、ダイアン・セルウィン。リタはこれが「自分の名前かも知れない。Maybe that's my name!」と言う。
MULHOLLAND10
電話帳で名前を探し出し、電話をかけるベティ。「自分に電話するなんて変な感じね。It's strange to call yourself 」とリタに言うベティ。「私じゃないかも。 Maybe it's not me」と答えるリタ。

留守電のメッセージが聞こえる。

'Hello , It's me. Leave the message.'「もしもし、私。伝言を残して。」

It's not my voice. But I know her!「私の声じゃない。でもこの人知ってる!」

ベティを見つめるリタ。

ベティは、「ダイアンの声じゃないかも。ルームメイトの声よ、きっと。どっちみち、あなたのことがわかるわ。」と言う。

「Maybe,・・・maybe,maybe.」同意するリタ。

二度目に見た人は、特別に印象に残る会話だ。その名は誰のもので、誰の声なのか知っているからだ。お互いの言葉が、なぞなぞのようになっていて、巧妙に本当のことを言っている。その台詞の綱渡りが最高に面白い。デイヴィッド・リンチが仕掛けた謎の答えが入っているのだが、どうだ、フェアーだろ?とチャレンジをうけているような感じ。

このような箇所を見いだすのが楽しいのだ。

この映画を見たことのない人には退屈きわまりない記事だと思う。俺はいつかこの作品の詳細な記述をしてみたいと思っていた。この作品の解読や解説はいろいろあるが、俺は見たままを記述して、いままで触れられていないところに光を当ててみたい。この作品をなめるように味わってみたい。みなさんも適当にお付き合いください。勝手にだらだら続けます。

(この項さらに続く)

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「マルホランド・ドライブ」 どこに行くのかしら?

2005-08-02 17:55:22

テーマ:Mulholland Dr.

今もういちど見直して、「マルホランド・ドライブ」と言う言葉を、黒髪の美女リタが初めて口にする場面が、実に巧妙に作られていることがわかった。

ユダヤ人若手映画作家、ケシャーが車を運転し、秘書に「家に帰る I'm going home」と言うと、椰子の並木が流れ、オーバーラップして夢見心地のナオミ・ワッツの顔が映る。「どこに行くのかしら?I wonder where were you going?」とつぶやく。その言葉で、リタが思い出して「マルホランド・ドライブ」と言う。
MULHOLLAND7
事故があったかどうか、警察に尋ねよう、と提案するベティ。「映画に出てくるみたいに、他人になりすまして電話で聞くのよ」。生き生きしている。気がすすまないリタ。「確かめるだけよ」。

自宅に着くケシャー。乗っている車は、曇り一つないぴかぴかの高級スポーツカー。ガラス貼りの大邸宅には広いプールもある。家の前にトラックが止まっている。「GENE CLEAN」と書いてあるが、汚らしいぼろぼろの車だ。ここからのスラップ・スティックも抱腹絶倒。内容は書きません。
MULHOLLAND8
ケシャーの奥さんが、ケシャーを迎える台詞が可笑しい。「Now,you've done it.」やっちゃったわね、と言う感じか。そのあと「What a hell are you even doin' here? 一体家に何しに来たの?」。それはないだろ、ロレイン。俺の家だもの。

無言のケシャーの行動を見てください。さすがに色彩感覚がいい。選ぶ色がきれい。玄関先の庭木とマッチしている。でも、そのまま、ゴージャスな皮シートの車に乗るのは・・・。庭師が微妙に日本人または日系人だろう。古いセンスのステレオタイプかな?

ベティとリタ。お金と鍵の入ったバッグを、帽子の箱に入れてクローゼットの棚に上げる。ブロンドのベティの後ろ姿が目に残る。

映画のはじめあたりで男二人が話していたウィンキーズ。「入り口はこちら」の張り紙でそのことがわかる。横にある公衆電話からベティは警察に電話をかける。カリフォルニア・アクセントでしゃべる。r-full の、横に広がったようなしゃべり方だ。女優の卵だから得意なんだ、まかせといて、と言いたげだ。普段ベティはきれいな r-less の東部アクセントで話している。カナダのオンタリオ出身という設定だ。

コーヒーをおごるわ、とベティ。ウィンキーズに入り、新聞を見るベティ。不安そうなリタ。コーヒーを注ぎに来るウェイトレス。ベティと同じブロンド髪を短くした白人の女だ。胸元のネイムプレイトには、「ダイアン DIANE」と書かれている。何かを思い出す、リタ。
MULHOLLAND9
アメリカのウェイトレスは、低賃金な仕事の代名詞だ。日本のコンビニのバイトなどとは比べものにならない安い給料で働いている。客の置くチップが収入の大部分を占めている。レストランの雇い主は、ウェイトレスに場所を貸しているだけ、と言う感覚だ。

「ミリオン・ダラー・ベイビー」でも、マギーがウェイトレスをしていた。客の残り物を持ち帰って食べるほど貧しい。女優を目指す者も多くそのような苦労を重ねている。ハリウッドのステレオタイプの一つでもある。

(この項だらだらと続く)

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「マルホランド・ドライブ」 青い鍵と札束

2005-08-01 01:06:09

テーマ:Mulholland Dr.

撮影のため「カナダ」にいる女優の叔母と電話で話をする、ナオミ・ワッツ。カウチに寝ころんで、豪華な部屋になじんでいる。叔母の紹介で、映画のオーディションを受ける話をしている。台詞を覚えることを、ひとかどの女優気取りで話す。黒髪の女のことを話すと、その女は叔母の知り合いでないことがわかる。

ナオミ・ワッツの役名はベティ。黒髪の女との会話で、カナダのオンタリオから、女優である叔母を頼って、ハリウッドに来ていることが語られる。叔母は、不審な黒髪の女を警察に通報するように薦めるが、寛容なベティは、そうしない。黒髪のリタが、記憶を失っていることがベティにも明らかにされる。
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身元を確かめるためリタが持っていたバッグを空けてみる。リタは泣き、ベティは愛情に溢れた眼差しでリタを思いやる。リタとベティの場面は、常に官能に満ち、美しい。

バッグの中には、かなりの額になりそうな札束と青い鍵が入っている。青い鍵は、どこか非現実な形と色をしていて、見ている世界のリアリティが揺らぎはじめる。

「PINK'S」というホット・ドッグ店から出てくるチンピラ三人。よく見ると、「殺人のスラップ・スティック」のジョーと、金髪の女と、もう一人の男だ。この場面、よく覚えていない。じっくり見てみよう。

金髪の女は、どうも売春婦らしい。ジョーが、「新顔の女いる?Any new girls on the street, baby ?」「ブルネットの女は?よれよれの?」「よく見ておいてくれ、頼むよ」と依頼している。どう係わるのだろう?三度見たが記憶にない。ここに書き留めておこう。

リタとベティ。お金と鍵のことを話している。なにか思い出しそうなリタ。

マフィアの車をぼこぼこにした、ケシャー。スポーツカーで走っている。秘書からの電話。すぐにオフィスに戻って欲しい、全員がクビになってしまった、と言う。断るケシャー。「家に帰る」。サンセット大通りの椰子の街路樹が流れる。

椰子にオーバーラップして、ベティの夢見心地の表情。ベティに依存しきったような表情のリタ。事故のことを思い出す。「マルホランド・ドライブ」。警察に確かめよう、と提案するベティ。「映画みたいに」。「確かめるだけよ」と言うリタ。手を握り二人はすっかり心を許しあっているように見える。幸福そうなベティ。親切で優しく、リタの窮状を救おうとする。
      ベティ
ナオミ・ワッツ演じる「ベティ」にも、モデルがある。1940年代のミュージカル女優で、当時のセクシーアイドルだったベティ・グレイブル。ブロンドがナオミ・ワッツのベティと重なる。マリリン・モンローとも「百万長者と結婚する方法」(1953)で共演している。
      ベティ2

(この項さらに続く)

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「マルホランド・ドライブ」 黒幕が映画業界を支配する

2005-07-30 22:13:14

テーマ:Mulholland Dr.

マフィアが映画界を仕切っている。本当かどうかそんなことは知らない。しかし金と暴力で言いなりになる映画会社があるのではないか、と多くの人は漠然と思っている。

スーツで決めた強面男二人組。アタッシェを持っている。映画会社に入っていく。会議室では太い黒縁眼鏡をかけた若手の売れっ子映画作家らしき人物が、会社の役員クラスに説得されている。金を出しているマフィアの意向を入れて、今制作中の作品に、マフィアの推薦する女優を使ってくれと言うわけだ。頑強に断り続ける映画監督。名前は、アダム・ケシャー。名前と顔に「ユダヤ人」と書いてある。マフィアの名前は、カスティリアー二兄弟。イタリア系だ(笑
MULHOLLAND6
傲慢なマフィアの立ち居振る舞いに、いくつかのギャグが入っている。握手には手をださない。お座りくださいといわれる前に勝手に座る。エスプレッソの味が気にくわない。。。ネタを書いてしまっても、映画を見なくては意味のないギャグばかり。演技の可笑しさをぜひ見て欲しい。見れば分かります。

頑強に拒否するアダム。頭に来た彼は、マフィアが乗ってきた高級車をゴルフクラブでめちゃくちゃにする。傲慢なマフィアの振る舞いを見た後だから痛快だ。アダムも最高級スポーツカーに乗っている。車オタクならいくらでも蘊蓄が語れるだろう。シルバーのオープンタイプの格好いい車。

黒幕の部屋が映され、マフィアに関係のあることが示される。アダムが推薦した女優を断ったことを報告している。

場面が変わって、チンピラのオフィス。ボスっぽい男が、マルホランド・ドライブでの事故に関わりがあるような話をしている。立って話しているジョーという若者が、いきなり銃を撃つ。ここからの、「殺しのスラップスティック」はぜひ見てください。段取りは書きません。腹を抱えて笑ってください。何度見ても笑う。「Lock,Stock and Tow Smoking Barrels 」の、スコットランド訛りの二人組に匹敵する。

さて。これで重要な登場人物は全部出揃ったかな?重要そうな人物が重要ではなく、取るに足らないような人物が重さを持ってくる。リンチの仕掛けた謎はまだまだ始まったばかりだ。

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「マルホランド・ドライブ」 リタ・ヘイワース

2005-07-30 21:25:45

テーマ:Mulholland Dr.

黒髪の美女がバス・ルームでシャワーを使っている。ガラス越しに見える女の肌色はエロティックだ。ここで、黒髪の女が、事故で記憶を失っていることがわかる。女はナオミ・ワッツに名前を尋ねられて自分の名前を思い出せない・・・・。ふと見ると、壁にリタ・ヘイワースの「ジルダ」 のポスターが見える。そして、自分の名を、「リタ」と名乗る。
        ritha3
キングの「刑務所のリタ・ヘイワース」(映画「ショーシャンクの空に」の原作中編)にもあるように、ハリウッドを代表する有名女優だ。「ジルダ」 は1946年の作品で大ヒットしたそうだ。

「ジルダ」 のトレイラーを見て欲しい。歌い演技するリタ・ヘイワースが見られる。今回探してみて、はじめて見たが、感激した。
      ritha
      ritha2
そして、リタの写真。「ジルダ」の時のものだ。これは、「マルホランド・ドライブ」の黒髪の美女と同じだ。リンチは、この写真を知っているに違いない。

(この項続く)

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「マルホランド・ドライブ」 謎の男たち

2005-07-30 19:05:08

テーマ:Mulholland Dr.

ゴージャス美女は忍び込んだ部屋で眠っている。

イヤフォーンとマイクをつけた業界の黒幕然とした男。妖怪じみたその男はカーテンのあるスタジオのような部屋で無言でいる。後ろ姿の男が電話をする。髭の口元。妖怪に話しているらしい。シャンデリアのある古めかしい建物の中にいる。その話が終わるとすぐ別のところに電話をかける。
    黒幕
壁掛け型の黄色い電話が鳴る。腕しか見えない男が一言話し、また他のところに電話をかける。ここで面白いのは、1をダイヤルをする替わりに、フックをがちゃがちゃやることだ。昔のアナログ電話はそうだった。117や177をかけるとき、ダイヤルを回さず、フックを、がちゃ77、がちゃがちゃ7とやらなかっただろうか?俺はそうやって架けていたので懐かしかった

呼び出した先は、赤いランプシェードの下にある電話機。吸い殻のたくさん入った灰皿が置いてある。すべてが意味ありげで、謎は深まる。ゴージャス美女のことを探しているようだ。

輝く笑顔でLA空港に降り立つナオミ・ワッツ。機内で親しくなった老夫婦と別れを惜しんでいる。「スクリーンで会えるのを楽しみにしているわ」。ナオミ・ワッツは女優になるためにこの町に来たのだ。老父婦は幸福そうにサンセット大通りをタクシーで走っていく。期待に胸一杯のナオミ・ワッツ(理由があって役名で書かない)。タクシーの運転手も親切ですべてがうまくいきそうな予感がする。

サンセット大通りの椰子の木が、山の上にある大きな「HOLLYWOOD」のサインにオーバーラップする。

美しい豪華アパートに降り立つナオミ・ワッツ。幸せの絶頂のような表情をしている。日差しに美しく輝くブロンド。ナオミ・ワッツは若々しく美しい。叔母の計らいでこの家に滞在するのだ。手はずはすべて整っている。

大家のココ。ハリウッドの大物ベテラン女優が演じる。大きな粒でできた長いネックレスをかけ、派手な身なりは印象に残る。俺は日本人であのような女性を一人だけ知っている。高齢だが、港区の外国人向け超高級マンションのオーナーだ。その人は、本当に大きな財布を手が白くなるほど握りしめていた。ココのように親切ではなく、猜疑心が強いようだった。その女性の部屋を思い出した。
      ann3
夢見心地で部屋を見て回るナオミ・ワッツ。すべてが美しく整えられ、豪華な作りになっている。歩き回っていると、黒のバッグとドレス、ハイヒールが脱ぎ捨ててある。バスルームの前だ。ドアを開け中にはいると・・・・。

(この項続く)

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「マルホランド・ドライブ」 曲がりくねった山道

2005-07-30 12:52:09

テーマ:Mulholland Dr.

「MULHOLLAND DR.」の道路標識。暗い山道。走る高級車。早くも怪しげなサスペンスがある。暴走する二台の大衆車。起こることが予測できる。ゆっくり走る高級車。チンピラのわめき声とともに狂ったように走ってくる大衆車。

高級車の後部座席には黒髪のゴージャスな美女が乗っている。黒いイヴニング・ドレス、真っ白な肌、赤い口紅。エキゾチックな面差しは蠱惑的だ。ローラ・エレナ・ハリングが演じている。メキシコ生まれのこの女優は1985年、ヒスパニックではじめてミスU.S.A.に選ばれたそうだ。俺にとって、また多くの人にとってもさほど有名な女優ではないことも重要だ。これほどの美女なのに。ミステリアスだ。
ロウラ
突然、後ろを振り返る運転席の男。銃を突きつけ「下りろ」と命じる。考える間もなく爆走車が衝突する。
MULHOLLAND4

よろけて車から逃れ出る美女。ゴージャスな肢体が目に入る。着飾ったとびきりの美女だ。眼下の町の灯りを見て茂みを下っていく。額から血が流れている。人目を避け、たどり着いた家の玄関先にある茂みに横になる。
MULHOLLAND3

この出来事は一体何なのか?ヤクザの情婦がトラブルに巻き込まれた?麻薬取引のもめごと?とにかく、ゴージャス美女は予期せぬ交通事故によって直面する危機を逃れた。

旅支度をする女性。玄関先の車のトランクに荷物を積み込んでいる。昨夜の美女が眠っている玄関だ。鍵が開いてる隙にドアから家に忍び込む美女。鍵を確認して去っていく女性。危うくテーブルの下に身を潜める美女。見ている俺たちは美女に感情移入している。台詞がひとつもなく、説明もなにもない。疲れて眠る美女。

ウィッキーズ。デニーズみたいなファミレスだ。向かい合って話す男二人。神経質そうに話す若い男の顔が可笑しい。眉の感じ、目つき。どう見ても変な顔だ。ニコラス・ケイジっぽいかな?(笑
MULHOLLAND5

話の内容がまた変だ。自分の見る夢のことを話している。相手は刑事なのだろうか?よく分からない。振り返ると刑事がファミレスで金を払うために立っているのを見た、とか言う。それと、店の裏におかしな男がいる、というのだ。「夢の中以外ではそいつに会いたくない」とか言っている。

「じゃあ行ってみよう」。なぜか気軽な刑事。立ち上がって支払いをする刑事。振り返る若い男。確かに刑事が立っているのを見る。デジャビュなのか?しぶしぶついていく若い男。あまり食べていないベーコンエッグの皿とコーヒーカップがテイブルに残される。店の前の公衆電話の前を通り、入り口はこちらという矢印の張り紙の前を通り、ブロック塀を覗くと・・・・・・。

(この項続く)

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「マルホランド・ドライブ」 サンセット大通りの悪夢

2005-07-30 11:02:15

テーマ:Mulholland Dr.

冒頭、紫色のバックで、踊り狂う男女の映像が映る。その「ダンス」は、洗練とはほど遠く、服装も時代錯誤の田舎臭いセンスだ。ジルバの大会なのだという。スポットライトを浴びて嬉しそうに笑顔を見せる、ナオミ・ワッツ。二度目に見ると、笑顔が痛々しく感じる。祝福の笑顔を見せる老夫婦の顔もある。
      MULHOLLAND1
バックの色が赤に変わり、ベッドの上の枕の生地が見えてくる。影が迫り、暗転。
      MULHOLLAND2
ここまでが導入なのだが、一度見た後では、「ジルバ大会」と「ベッド」で、この映画のすべてが語られていることに気づく。もうこうなったら、デイヴィッド・リンチの手の内を見る楽しみでいっぱいだ。

ハリウッドでの成功の証し、マルホランド・ドライブ。曲がりくねった山道を登り切ると、名声と富を手にした者のみが持つ豪邸が建ち並ぶ。眼下には町の灯りが宝石をぶちまけたように輝いている。その一粒一粒には成功を夢見る者、また失意の底にある者もいるに違いない。
      sunset2
この映画は、ハリウッドの内幕ものだ。ビリー・ワイルダーの「サンセット大通り」 を思い起こす。サイレント時代の大女優が過去の名声に執着する話。刑事コロンボにも同様のストーリーがあった。過去の大女優を、当時61歳のグロリア・スワンソンが演じ、すさまじい執念を見せた。人間の心の奥底の恐ろしさを垣間見る傑作だ。ワイルダー作品は「失われた週末」「アパートの鍵貸します」「お熱いのが好き」「麗しのサブリナ」などいい作品がいっぱいある。

椰子の並木を見上げるショットはさまざまな映画で見る光景だ。ナオミ・ワッツ演じる「マルホランド・ドライブ」の主人公も期待に輝き、ロスに降り立ち、颯爽とサンセット大通りの椰子を見上げる。
       sunset3
この映画は一度見ただけだと、よく分からない。一応、納得のいく結末があるのだが、細かいところが気になって、もういちど見ずにはいられない。

デイヴィッド・リンチの狙いどおり、すっかりこの映画の世界に入り込んでしまう。少しずつ記述していきたい。

俳優の演技を楽しみ、ハリウッドの内幕を垣間見て、魅力ある女優の美しい姿を見られる映画。謎解きもあり映画の楽しみが詰まっている。

(この項続く)

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やった!堀井美佳「日曜日の秘密基地」のアシスタント!

2006-01-15 00:02:53
テーマ:音楽・本・ラジオ

よりによって堀井美佳かよ。

ある意味聞きもの。

明日の午後一時からお楽しみに。

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TBSアナウンサー青木裕子さん

2006-01-09 12:02:55
テーマ:音楽・本・ラジオ

ラジオばかり聞いている。

日曜日のお楽しみは「伊集院光の日曜日の秘密基地」 。俺の妄想彼女、竹内香苗さん が出るからだ。多少舌足らずな口調、シモネタ(それも糞尿系)に異常に反応する可笑しさ、新聞配達をやったこともあるたくましさなどなど。。

馬鹿な勘違い女の多い女子アナウンサーの中では光り輝いている。フレンドリーに伊集院と楽しげに話しているのを聞くだけで俺は幸せな気持ちになる。

その竹内さんが、年末でこの番組を「卒業」することになった。まことに残念。初代「日曜大将軍」のアシスタント小倉弘子さん が変わったときも残念だったが、竹内さんがこの番組に出ないのは寂しい。

ということで、今週からアシスタントは誰になるのかと思っていたら、なんと、誰もいない!!

冒頭の伊集院の語りからわかったことは、当然、今回から担当する人は決定していた。今年に入り番組直前にスポーツ紙でスキャンダルが出たため急に降りることになったとのこと。Googleで検索してみるとすぐわかった。

TBSアナウンサーの青木裕子 さん。

間が悪いね。笑えない。

竹内、カンバック!プリーズ!!!

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TBSアナウンサー堀井美佳のひどい仕事ぶりをあげつらう。

2006-01-06 22:45:05
テーマ:音楽・本・ラジオ

ラジオばかり聞いている。

「竹中直人のハードボイルドソーセージ」。  

PUFFYがゲストで、竹中直人と対談するわけだが、いまアメリカの子供に大人気の ami&yumi の話題。

この、堀井美佳 、なにもわかっていない。

堀井「でもこれいちおう、いちおおう、由美さんと亜美さんの、なんかモデルなんですか?」

竹中「だってそうだからやってるんだよ。でたらめな質問だよ、そりゃ(怒!」

(略)

堀井「・・・なんかこう、主題歌が先行しているのかなあと思って、こう、これ、もともとこういうのがあってえ、ね?あ、ちょうどお二人で、いい、いいかな?っていうんで主題歌をこう、と思ったら・・・。」

竹中「(かぶって)・・・・うん、なんかちょっとあなたいろいろ資料読んでいる割には出鱈目なことを言っている気がするんだけど・・・(怒!」

無礼な馬鹿女だ。

この番組だけでなく、「新春!お宝音源スペシャル お笑い編」で俺は頭に来ていたのだ。アンタッチャブルの二人と古い漫才などを聞く番組なのだが、堀井美佳は演芸についてなんの興味も関心もないことが聞いていて手に取るようにわかる。この番組の堀井をあげつらおうと思っていたら、竹中直人の番組でもこのていたらく。

堀井美佳の基本姿勢は変わらないわけだ。

堀井美佳、俺の中の最安値。

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高田渡 団塊世代のカリスマ・シンガー。

2006-01-05 01:46:54

テーマ:音楽・本・ラジオ

TBSラジオで正月スペシャルとして「お宝音源」の番組がいくつかあった。


まず「鴻上尚史の耳で聞く戦後史」TBSラジオ1月1日の深夜25時から28時まで。誰も聞いていないよな。俺は、mp3で予約録音できるようにセットアップしてあるので今日やっと全部聞いた。これが、凄く面白い。


出演:鴻上尚史、磯山さやか
ゲスト:姜尚中、森達也
昭和20年の太平洋戦争終結から今年でちょうど60年。人ひとりの寿命にも満たないこの60年の間に日本は終戦直後の荒廃から見事に立ち直り、今や「先進国」という非常に豊かで恵まれた国の仲間入りを果たしました。しかし、その繁栄の一方で過去に目を向けると、終戦から様々な出来事を経て私たちが現在生活する「日本」が形成されてきたことがわかります。この番組では、「昭和」を知らない若者たちに向けて、若者がギモンに思う「現代の歪み」を「戦後史」の観点から、鴻上尚史さん、姜尚中さん、森達也さんの3人で、堅苦しくない言葉でわかりやすく答えていきます。

姜尚中がいい声なんだ。磯山さやかというグラビア・アイドルも声が良くしかも頭がいい。森達也は木訥で生真面目な地方出身者のいい感じの野暮ったさ。玉音放送から始まるのがいかにも、だったが、一時間過ぎてから娯楽番組になる。


26時台は「フォーク」で語るその時代、という感じで、好き勝手な「フォーク・ソング」をかけて話すという趣向。聞いたことのない昔のいわゆる「フォーク」が凄く面白かった。こてこてのフォークは、メッセージ性の強い「言葉」に命を込めた音楽だ。


高田渡「系図」。脳天気な三拍子のmajor。ギターの弾き語りだが、思い切りダサイ。アコーディオンやフィドルが入って、カントリー調なのだが音楽としてはどうにも恥ずかしい。

高田渡
系図

歌詞は以下の通り。


ボクがこの世にやってきた夜、おふくろはめちゃくちゃに嬉しがり、親父はうろたえて質屋に走り、それから酒屋をたたき起こした。


その酒を飲み終わるやいなや、親父は一生懸命、ねじりはちまき、死ぬほど働いて、死ぬほど働いて、その通りくたばった。


くたばってからというもの、今度はおふくろが一生懸命、後家の歯ぎしり、後家の歯ぎしり、頑張ってボクはご覧の通り。


丙午(ひのえうま)のおふくろは、おふくろはことし60歳。親父を参らせた昔の美少女は、凄く太って元気がいいな。


実はせんだってボクにも娘が出来た。女房はめちゃくちゃに嬉しがり、ボクはうろたえて質屋へ走り、それから酒屋をたたき起こしたのだ。


ボクがこの世にやってきた夜、おふくろはめちゃくちゃに嬉しがり、親父はうろたえて質屋に走り、それから酒屋をたたき起こした。

               高田渡「系図」


団塊世代の幸福感を表しているが、高田渡はこの通りとにかく酒、酒で、56歳で昨年亡くなった。酒で死んだのだ。風貌は80歳の老人のようだ。酒屋に走るのはもはや無効な価値観だ。この人が団塊世代のカリスマだった。


友部正人。「大阪へやってきた」

友部正人
大阪へやってきた

これも驚いた。団塊世代、フォーク世代には常識なのかも知れないが、インパクトのある音楽だ。ギターをガンガンかき鳴らし、ハーモニカの呼吸、たたきつけるような歌詞。凄いなあ!!


「イカ天バンド」時代に「たま」というバンドがあった。そのなかの山下清みたいな石川の音楽に影響を与えているなあ!ハーモニカとギター。強烈な歌詞、メッセージ。


いま、押尾コータローの影響でアコギが空前のブームだそうだ。ただし、この「フォーク」の時代とは違い「言葉」があまりに空虚だ。それがフォークとは違う、


高田渡の「あきらめ節」。またしても脳天気なmajorの曲がついている。歌詞は「社会風刺」「問題提起」「シニカルな韜晦」。独特の古くさい語り口。節回し。


イッセー尾方に「フォーク歌手」というネタがあるが、この高田渡をモデルにしているのだろう。初めてわかった。


「ぶらぶら節」。ギターの腕前は相当のものだったらしい。この曲にはその様子がうかがわれる。20歳の頃の録音を聞いたが、歌詞の厭世観、老成感はただごとではない。今聞くと、今の時代を歌っているとしか思えない。不景気、失業者、暮らし向きの苦労。。。そんなことを歌っているのだが。


             今年こそは本当に うんと働くぞ そしてああしてこうもする
             ウソの行き止まりの大晦日
             なったなったなったなった 

             大晦日が正月になってま~たおめでたくブ~ラブラ

                        高田渡「ぶらぶら節」


そんなことを歌う歌手は今いないね。すべてが「売れる」「売れない」で量られて、メッセージを含む音楽も少ない。ましてや、現実世界の厭世、悲哀を歌える歌手がいない。本当はその言葉、音楽を求めている人は山ほどいるだろうに。商売にならない言葉は価値がない。そんな、狂った思想に押し込められているのだな。


そんなことを、古くさくてどうしようもなくダサイ「フォーク・ソング」を聞いて考えた。

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「一冊の本」1月号 金井美恵子の可笑しさ。

2006-01-04 19:55:39

テーマ:音楽・本・ラジオ

金井美恵子先生の書くものは面白い。金井先生の文章の前には、お茶の水女子大哲学科教授、土屋なんとかという奴の「おもしろ文」なんかゴミだ。

朝日新聞社のPR誌「一冊の本」。

今月号の金井先生の連載タイトルは「目白雑記・2 21 うつうつ日和(ひより)2」。まず、世田谷の忌まわしい一家殺人事件を伝える新聞記事にご意見。手がかりが「新たにわかった」と報道するが、「わかった」の主語が曖昧であると・・。

その通り。

ここを発端に、島田雅彦の文章から「誰も読んでいないような本や誰も見ていない映画に詳しい」の「誰」とは誰のことか?一般に少ない人しか見ていない、の意味だが、この場合「誰」とは島田雅彦自身のことではないか?と丁寧に邪推する。

どうです?このような論理展開こそ「おもしろ文」なのです。どこまでも明晰に切っ先鋭く、やっつけたい相手に斬りつける。俺が学びたい手法だ。

突然「『「ユリイカ』」(そんな雑誌、まだあるんですね)12月号のエッセイに、竹中平蔵と相良直美はそっくりだと書きながら思い出したのだが」なんてネタを繰り出すし・・・。そのあとも、横山ノックそっくりな大学教授、フセインに似ている人の話とか、金井先生がそこで終わらないのは、哲学者フーコーの話題まで展開することだ。

お茶の水女子大哲学科教授土屋!!おまえの週刊朝日の腑抜けた連載に較べて金井先生の書き物がどれほけ密度が高いか研究してみろ!!

さらに、今月の白眉はこんな文章だ。


「<雅子さま>はあなたと一緒に泣いている」(香山リカ)と言う本は「自分を美人だと思うすべての女性に」と、どちらを書店で買うのが「女性にとって恥ずかしいだろうか?」と疑問を呈される。


そして、やおら、筑摩書房のPR誌「ちくま」に話がおよぶ。以下引用します。


『<雅子さま>・・・・・・』の版元で出しているPR誌「ちくま」の「読者カードから」(凄く嫌な感じに利口ぶった本好き読者のユーモアまじりのつもりの手紙が載っていて、毎月楽しみに読む)には、45歳の会社員の「同じ世代として、同じことを考えていたところなので、妙に納得して読んでしまいました。みんな同じ悩みでいるのかと、選択肢がふえて、自由になった時代の、逆に辛さを考えました」


引用終わり。


原文には、金井先生の気に障った表現に、激しく傍点が振られている。


先生のご指摘箇所は以下の通り。


>妙に納得して読んでしまいました。

>選択肢が増えて、自由になった時代の、逆に辛さを考えました。


どうです?辛辣でしょう?こんな表現はついしてしまいますね。「妙に納得」したり、「逆に」辛さを考えたり。アンタッチャブルの山崎のような口調です。


金井先生の悪態のつきかたは勉強になる。気持ちのいい悪態というのはある。歌舞伎で「助六」が髭の意休に喧嘩をふっかける啖呵を切る場面。弱い立場の者が居直って強い者が言い返せないような言葉を吐くことでスカッとするのだ。権力者が悪態をついても不快なだけ。落語の「大工調べ」にも、威勢のいい啖呵がある。大岡裁きの物語だが、眼目は大工の熊さんが江戸言葉で啖呵を言い立てるところ。ぽんぽんとしゃべる口調がこの落語の醍醐味だ。


「一冊の本」は読みでがある。

一月号をざっと見ても、魚住昭と佐藤優の対談連載を柱に「特集 佐藤優の世界」、宮沢章夫「文学でいく『機械』」、小倉千加子、芝山幹郎、中場利一、金井美恵子、鹿島茂、橋本治まで、俺の信頼する作家、学者、物書きがこんなに名を連ねている。これだけ読むところのある小冊子は少ない。

「ちくま」「波」「一冊の本」「本の話」の最新号を束ねて風呂でゆっくり読みのが俺の楽しみだ。せっかちなので、何か読むものがないと風呂でじっとしていられない。


ただ一つ、今月号の巻頭に、左巻き、本田勝一が頭の悪い文書を書いていて苛立つ。項を改めていちゃもんをつけてやる。

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レコード大賞、幸田なんとか。

2006-01-03 02:17:09

テーマ:音楽・本・ラジオ

紅白でも見たが、この人、エロくも格好良くもない。もちろん可愛くない。

俺は、エロも、格好いい女の子も、可愛い女の子も大好き。「エロ格好いい」「エロ可愛い」のは大歓迎。

だが、この幸田さん、俺にはなんのアピールもない。場末の水商売女だ。水商売の女の子たちには人気があるのかな?俺の嫌いな「ファンシー」なヤンママ系、ギャル系、マンバ系(?)には人気があるのかな?

衆愚の俗悪さが拡大されて幸田なんとかに体現されている。

さらに劣悪なことに、NHKが幸田なんとかを紅白に出演させ、アリスだったか、のすけべ親父三人組にピンぼけな小芝居をさせたこと。オジサンたちはこういう子が大好き、という、NHKが机の上で考えた類型をやって見せた。

馬鹿どもが。

親父たちは、キャバクラには行くが幸田なんとかなんか知るはずもない。若い頭の悪い女子のカリスマなのに。勘違いもいいところ。NHKのそのシナリオこそ、NHKが幸田なんとかをどのように捉えているのかを如実に示している。

貶んでするだろう、NHK。

半裸の売春婦まがいが流行っているらしい。どうせ親父がスケベ心で見たいだろう。そういうなめた態度が垣間見える。そのくせ、裸はやめてくれ、というわけだ。

これらすべてのことが気にくわない。

幸田なんとかをまったく評価しない。NHKの不見識も厭わしい。

真面目にやれ!!!裸になればエロか??そんなら相撲取りなんか大エロだ!!!!

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紅白、去年より視聴率が上がってしまった!!

2006-01-02 15:26:55
テーマ:音楽・本・ラジオ

俺が見たせいだ。

残念。

みのもんたの客層だろう。他に考えられない。

中途半端に持ち直すとさらに最悪な番組が続くことになる。

うんざりだ。

芸能番組全廃を望む。芸能者を見下したような小賢しい仕切りの歌番組が嫌いだ。

民謡、懐メロだけやってろ!!

阿った番組を作るな!!!

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「紅白歌合戦」 観戦記。白、勝った!!って今どき。。。

2006-01-01 02:55:43

テーマ:音楽・本・ラジオ

おそらく誰も見ていないと思うので俺が仕方なく観戦記を書き留めておきたい。

中島美嘉、しびれた!・・・と思ったら、美しく消えながら伸びていく音の余韻に演歌の前奏が厚かましくかぶってくる!!!信じられない構成。激しく苛立った。このような無神経な演出を平気でするところが紅白の最大の欠点だ。

山崎まさよしが、歌詞の中に「桜木町」を入れたばかりに、この12月の深夜の寒空に桜木町あたりで外で演奏する。災難だ。気が狂っている。後ろにストリングスがいたが、寒さで顔が歪んでいた。何の意味があるのか?寒さのせいか、通常よりテンポが速く、じっくり歌っているように見えなかった。寒さに耐えながら歌うことで精いっぱいの歌手は見るに忍びない。


上海からの映像もあったが、気温零度の外で演奏するんだよ。松任谷由実は、寒い、とは一言も言わなかった。プロだ。そのような環境に歌手、演奏者を置いて平気なNHKは馬鹿だ。本当の馬鹿だ。死ねばいい。


見識を感じたのはHGを出さなかったこと。これは大いに評価したい。そうあるべきだ。徹底してHGを排除するメディアが必要だ。いま無節操にどこにでも出ているから、出られない場所を作っておくべきだ。


NHK紅白最大のタブー「みそら・・・」を平気で言ってのけるみのもんたは大道芸人ぶりを遺憾なく発揮した。以前のNHKなら「殿中でござる!!!」と羽交い締めにされたところだ。


生方さんだって当時から、お笑いぐさにしておけば良かったのに。威張り腐ったNKHの官僚体質が、せっかくの優秀な人材を葬り去るような仕打ちを与えた。嫌な時代だ。


随所にNHKらしい段取り優先が見られ疲れる。御大層な説教口調のコメントを山根というバーサン(あまりに華がなく融通がきかないからバーサンと呼ぶ)が必死で覚えたとおり語る。熱意が感じられず、まったく言葉が届かない。あのバーサンは邪魔だった。


ウェインツと小池徹平のデュオはうまかった。マイクが二つとも倒れてしまったが、歌声は聞こえていて、ちゃんと歌っていることがよくわかった。小池徹平のギブソンj-45のe弦が切れていたのもリアルでよかった。


モー娘。のゴマキ登場のコスチュームはどっきりしました。綺麗な足!ゴマキが一番好きだな。エロ格好いいのはゴマキだ。


グループ魂の港カヲルさんが可笑しかった!!だれも知らないバンドだよな。俺はクドカンが好きなので、港カヲルさんはよく知っている。楽しい訛りがあまり聞かれなかったのが残念だが、「夜のチョイ悪おやじ」と自己紹介する怪しすぎるキャラがNHKで大暴れしているのを見るのは痛快でした。


見ざるを得ない環境にあったので見ましたが、結構楽しみました。視聴率も案外いいのではないだろうか?馬鹿らしい応援合戦とかなくてよかった。


本当は「紅白歌合戦」なんてやめて欲しい。俗悪な旅芸人とスタイリッシュなポップス歌手が同じ空間を共有するのは不可能。


小林幸子たちだけを集めて、全国のジジババ向けに特化した紅白にすればいい。そうでなければこの番組は20年も前に役割を終えているんだ。もうやる意味がない。

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山崎まさよし、寒そう!

2005-12-31 22:35:21

テーマ:音楽・本・ラジオ

あれはないな。オケもぶるぶる震えていたぜ。

テンポも速くなるって。

ひたすら、寒そう。

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渡辺淳一は馬鹿だ!!芥川賞の癌、石原慎太郎、宮本輝!!

2005-12-30 21:32:52

テーマ:音楽・本・ラジオ

「コラムの花道 ・最も毒舌で賞」豊崎社長 。爆笑。痛快です。

芥川賞、直木賞のダメさを語って面白い。選考委員の渡辺淳一、宮本輝、石原慎太郎を馬鹿呼ばわり!

すごいよ。

これは聞かないと損をする。文学賞の本音をバシバシ語っている。絶対ダウンロードして聞いてください。

「水道橋博士選・最も毒舌で賞・コラムの花道7月15日」

大森 望, 豊崎 由美
文学賞メッタ斬り!

豊崎社長は、渡辺淳一のことを「キモ爺」と呼んでいる。「淳ちゃんは、馬鹿だからあ、読めないんですよ」とか。

芥川賞の癌、石原慎太郎、宮本輝。「慎ちゃん輝ちゃんは新しい物が一切読めない!!前衛が一つもわからない」「宮本輝は元来読み物作家だから実験的な作品や芸術が理解できない。芥川賞の選考委員なんかになるべきではない」。

この斬りっぷりが実に面白い。お歳暮代わりにご紹介。

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オータサンのウクレレ。マーティンの特注品。

2005-12-29 16:30:56

テーマ:音楽・本・ラジオ

ウクレレと言えば、ハーブ・オータ、という人も多い。ムード満点の甘い音色の演奏には熱烈なファンがいる。親指で旋律を弾く、オータサン奏法といわれるものもある。ウクレレ界の重鎮だ。日系人で、オータサン(OHTA-SAN)と呼ぶが普通になっている。
OHTA-SAN
南国の月
このアルバムは10年来の音楽仲間、チチ松村(ゴンチチのチチのほう。言わなくてもわかるか・・・)が、プロデュースして、チチ松村自身もギター、ウクレレで演奏に加わった一枚。

オータサンの音に魅了されてください。ジェイクとは違う甘く切ない音色に、南国への憧れがつのります。楽器は、マーティンがオータサンのために作る特注品。マホガニー製で、両肩のピックガードと、白の美しいバインディングがかっこいい。

雑誌で読んだが、オータサンの楽器に対する姿勢はプロそのもの。楽器は消耗品。特に音程が狂ってきたらもう捨てる、と言い放つ。録音のために、ピックアップも内蔵式にして、手作り感とかなんとか、甘いことは言わない。チチ松村もそうだ。ギターに求めるものは音程、音色。録音に使う楽器に音量はいらない。そういうことだ。

チチ松村は、茶位さんのウクレレを弾いている。この楽器の特徴は、ハワイ土産のひなびた感じが一切しないこと。音程が正確で、音に艶があり、楽器として使える物になっている。しかも、ウクレレのコロリとした味わいも入っていて、俺はぜひ一本手に入れようと思っている。

オータサンのマーティンと、チチ松村の茶位さんの楽器が聞き比べられてとても面白いアルバムだ。

落ち着いた大人向けのアルバム。

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ジェイク・シマブクロ 気さくなあんちゃんの凄いウクレレ!

2005-12-28 18:49:59

テーマ:音楽・本・ラジオ

ウクレレというと、のんきにハワイアンでチャカチャカ弾いている楽器だと思うだろう。それでいい。合っている。
俺もそんな感じのウクレレなら、まったく楽器に触ったことのない人に5分で教えることが出来る。二本の指で四つのコード、それもかっこいいセブンス、ディミニッシュのコードを四つ連続するだけでウクレレ気分が出せる。

持っている人は、Em7 C#dim Am7 D7。これをつなげてチャカチャカやるといい気分です。ずっと、このコードの連続を続けたくなります。歌をのせてもいいし、踊ってもいい。

Am7は指を何も押さえないで鳴るコード。G C E A の調弦の通りの和音。実際指を使うのは三つだけ。和音は連続することで意味を持つようになります。
ジェイク・シマブクロ
ウォーキング・ダウン・レインヒル(CCCD)
このアルバムに付いているDVDでジェイクの録音風景が見られる。スタジオに籠もって何度も何度も気に入った演奏が出来るまで弾き続ける。息詰まるような映像だ。観光みやげのウクレレとはまったく違う。

ジャズ、フュージョン、クラシック、ハワイアン、カントリー、ポップス・・・・。どんなジャンルでも、ウクレレの限界まで技法を駆使して、実に楽しげに演奏する。音楽の喜びを身体いっぱいに表現する。

聞いて気持ちいいばかりか、演奏者としての技術も凄い。「クレイジーG」(スカイラインに収録)とか、「カプリス24番」(サンデイ・モーニングに収録)を聞くとジェイクの並外れた技術がよくわかる。インプロビゼイションを縦横に加え、他では聞くことのできない楽器としてのウクレレの世界がジェイクによって拓かれる。

風貌は、眼鏡をかけた気さくなあんちゃん。日本人なら親戚に誰か似た人を思い出す。シマブクロという名字が示すのは沖縄からの移民なのだろう。

ジェイク・シマブクロ
サンデー・モーニング
誰もがジェイクのウクレレを聞くと、ウクレレという楽器の可能性に驚愕する。ジェイクが使っている楽器は、ハワイのウクレ・レメイカー、カマカの「コンサート」タイプ。この楽器はウクレレの最高峰とも言える素晴らしい楽器だ。ジェイクは特にカマカに思い入れがあるようだ。

ハワイアン・コア材で作られたカマカの楽器は、持つだけでいい香りがして愛着が湧く。このコンサート・タイプ、日本で10万円ほどで買える。最高の物を手に入れる値段としては安い。1,980円のおもちゃに較べたら高いが、おもちゃと較べてはいけない。ウクレレ買うならコンサートタイプがいいですよ。

一般にウクレレと言われている小振りのソプラノは、ころんころんとした音が愛らしい。牧伸二や高木ブーが抱えているのがソプラノ・タイプ。

1940年代ごろ、アメリカでスタンダップ・コミック(漫談家)が、ウクレレを抱え歌いしゃべり、大人気になったそうだ。その影響でウクレレ・ブームが来てたくさん作られた楽器が俺が持っている「リーガル」。特にいいものではない。ただ、マホガニーが使われていてしっかりした作り。バンジョーのようなカラカラした音がする。カントリーっぽい音だ。

コンサート・タイプはボディがやや大きく、ネックも長く作られていて、低音が豊かに響く。コンサートタイプのウクレレは、人間の歌声の音域に重なる。高音は優しいハープのような響き。ウクレレの高音域を聞くと、手の中のハープ、と感じる。

ギターの音域は、ベースからソプラノまでカバーするために、低めの音域に広がっている。ピアノのようにベースと上の和声が同時に演奏できるようになっている。伴奏に都合がいいのだ。ウクレレは声楽などのソリストの音域だ。
ジェイク・シマブクロ
スカイライン

ああ、いいウクレレも欲しいなあ!カマカのコンサートか、G-stringのかっこいい楽器が欲しい。ナカニシのマーティン・タイプ(オオタさんモデル)も一本は欲しいところだ。日本のギター作家茶位さんの、ギター材で作ったウクレレ も欲しい。

ちょうど手頃な大きさと、様々な仕様の違い、音色の違いが収集心をかきたてる。見た目も可愛い。集めるだけでなく全部弾いてみたい。楽器なんか一つあれば十分じゃないの、という人は私の友達ではありません。

いいアコギも欲しいんだけど・・・・・。きりがないなあ。

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「ジョアン・ジルベルト 声とギター」

2005-12-16 09:45:05

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3年ほど前に買ったCDだが久々に聞いてみた。
ジョアン・ジルベルト
ジョアン 声とギター

俺のギターの上達とともに(・・・・ギター弾けることを押し出してますw)ジョアンのギターの美しさと歌の渋さが身に染みる。このアルバムは、「ボサ・ノヴァ」を生み出した伝説の音楽家、ジョアン・ジルベルトが、ギターと歌だけで作ったCDだ。

音楽の最もシンプルな形態。どこにもハッタリのないシンプルな音楽。美しいテンションコードの連なりからなる伴奏。リズムを刻むパーカッションすらない。

いい再生装置で聞くと、ジョアンがそこにいて歌って聞かせてくれるような錯覚を覚える。臨場感のある近接音で録音されている。まったく、ごまかしようのない録音。リップ・ノイズも聞こえる。ギターのコード・チェンジのギリギリという音や、弦の上を移動する指の音、右手のタッチ。つぶやくような低い音域の声。決して張り上げない囁くような歌声。すべてが聞き取れる。

フジテレビの「FNN歌謡祭」で、中島美嘉が、映画「NANA」 の挿入歌「Gramorous Sky」 を歌うのを見た。アコースティック。ギター一本の伴奏で歌う中島美嘉!!!!かっこいい!!!歌もギターも技量がなくてはとても出来ることではない。

コードをかき鳴らす真似事なら俺にもできないこともないが、テレビの生で本番一発!というのはまさしくプロの仕事だ。

エレクトリック・ギターのイフェクトで、どんなに激しくひずませたり大音響で脅しても、音楽の骨格がつまらない作品は聞き飽きる。アコギ一本で成り立つ音楽は楽曲本来の力がある。







・・・・・なんちゃって!!!

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ギターが欲しい! ギブソンか、マーティンか?

2005-12-07 23:17:39

テーマ:音楽・本・ラジオ

Norah Jones を見て、アコースティックのいいギターが欲しくてたまらない。

マーティンが素晴らしく、D-18と決めていた。今日、ギブソンの、J-45を弾いてみたら、これもまたいい。マーティンとは違う音の響きだ。力があるというか粘り強いというか。Southern Jumboも音がいい。

クラプトンのOOOタイプはやっぱりやめた。クラシックのいい楽器を持っているので、かぶるのだ。クラシックから遠いタイプのものがいいかな?と迷っている。マーティンのD18の、抜けの良さ、明瞭な響き、明るい音色も捨てがたい。

ついでにエレキも欲しくなった。買うならこれ、と決めているモデルがある。Elitist '63 335 Dotのタイプだ。チェロや、ヴィオラのようにf字孔がある。欲しいなあ☆

フジテレビで中島美嘉が「NANA」の歌を歌うのを見た。(「NANA」の歌って・・・・)。アコギ一本で伴奏していた。格好良かった!!あれ、しびれる!あれをやりたい。

傲慢に聞こえると思うが、あの演奏を見て、これは弾ける、と思ってしまった。楽器はギブソンだったような気がするが・・・・。

コードはつかめる。かっこいいストローク・ワークを練習する。ピックを使ったことがない。ストロークがうまくできない。それを練習すれば何とかいけそうだ。

いいぞ。わくわくしてきた。いいアコギを手に入れよう。ギブソンにしようかな?どれともマーティン???

楽しい悩みは尽きない。

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疲れたから「gontiti best」でも

2005-12-06 21:25:18

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GONTITI
BEST
「放課後の音楽室」の一人弾きヴァージョンを練習しています。ばらーん、と伸びやかなコードが気持ちいい。でも、二人で弾いた方が音もいいし弾きやすい。本当は。ほどよく弾けるいい相棒をつかまえてギターのデュエットをしたい。

ゆったりした曲もいいが、早弾きも気分がいい。さっぱりするね。

ハワイの歌姫、テレサ・ブライトの、さくっとした声もいいなあ。南の島の歌姫に憧れます。ニュージーランドのマオリ族出身、ソプラノ歌手、キリ・テ・カナワが同じように辛いところのある歌声だ。

ハワイアンや、ボサ・ノヴァはクラシックのように張った声で歌い上げない。柔らかい囁きやため息が混じった歌がいいんだ。ノラ・ジョーンズも響きのある大きな声で歌うが、息の混じった声でいい。スモーキー&ハニー。コクがあるね。

テレサ・ブライトはココナッツと潮風の混じった声かなあ。小野リサのアルバムでも共演していますね。ハワイ語の響きはまた格別ですね。

歌とギター。音楽の最小限の編成だ。弾き語りが出来たらどんなに楽しいだろう。そこが始まりで、ドラムとベースが加わったら立派なギグが出来る。ああ、バンドやりたいな!

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Norha Jones Live in 2004/ギター・マニアと、ハンサム・ドラマー!

2005-12-06 18:15:29

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ノラ・ジョーンズを知らない人はぜひこのDVD「Norah Jones and the Handsome Band: Live in 2004」を見て欲しい。音楽も素晴らしいが、ノラの気さくな人柄と、仲間の「ハンサム・バンド」の面々の魅力がよくわかる。音楽は演奏している人を知っているといっそう心に届いてくるものだ。
 
Live in 2004
2004年のコンサート・ツアーの様子が収められている。特典映像には、ツアー・バスでの移動の様子、コンサートの朝から終わるまでの様子、リハーサルの様子などが入っている。見ていてとても楽しい。

メンバーのインタビューやエピソードも入っているので、コンサートの映像を見る前に特典映像を見ておくことをおすすめする。びっくりするのが、パーカッショニスト(ドラマー)が、ハンサムなこと!!すごくイケメン!!格好いいです。ハンサム・バンドの顔ですね。ウッド・ベースのリー・アレグサンダーも男くさくていい。作曲の才能もあって、いい曲を書いている。

メンバーのギタリスト二人が自慢の楽器を紹介してくれる。いくつものエレクトリック、アコースティック、マンドリン。二人とも、楽器が大好きで、一つ一つの楽器に愛着を持っている様子が見て取れる。すっかりギター・フェチだ。

俺も楽器フェチなので、なめるように楽器を見つめる。今一番欲しいのは、マーティンのアコースティックだが、OOOタイプにしようか、D-18にしようか、あれこれ悩むことが楽しい。ギブソンのマンドリンも触ってみたいなあ。

ノラのピアノを弾く姿がいいですよ。舞台の上の目配せや表情がいい。舞台の上で一緒に演奏しているみたいな気持ちになれますよ。

パーカッショニストが何でも叩けるものを叩く姿が面白い。手のひらでテーブルを叩いてもパーカッショニストはいい音を出す。森羅万象、ありとあらゆるものを叩いて人を踊らせるパーカッショニストは音楽の根源を支配する祭司だ。聞いている聴衆の心臓の鼓動も支配する。音楽を聴いていると、太鼓と同じ早さで心臓が拍動するよ。支配されている証拠だ。

ノラを含めメンバーの一人一人がハッタリを言わない。ドラッグをやっていそうな気配もない。極めて真面目な尊敬に値する音楽家たちだ。誠実で謙虚なミュージシャンとはこのようにさりげない人たちだな、と思う。ちゃらちゃらした底の浅い流行音楽をやっている人たちとは格が違う。

ピアノ、ヴォーカル、ドラム、ベース、ギター。ジャズが基本だが、カントリーのテイストもある。メンバーのギタリストが、俺たちは、ノラ・ジョーンズを演奏するんだ、と言っていたがその通りだ。

古めかしいが新しい。懐かしいが今も生きている。そんなノラ・ジョーンズの音楽をこれからもずっと聞いていきたい。出来たら、演奏もしてみたい。

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Norah Jones 人の心にとどくもの

2005-12-01 23:21:00

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Smokey and Honey と形容されるその声。

Norah Jones
Come Away With Me


Smokey Honey といえば、おいしそうな Barbecue Sauce Recipeが見つかった。 いつか試してみよう。

それはともかく、Norahの声だ。

ヘッドフォンでCDを聞くと、息を吸う音がして声帯が開き、かすかな息の流れるホワイトノイズとともに歌がはじまる。スネアドラムのブラシのように、一瞬にして空間が広がる。楽器もコンパクトな編成だ。ウッド・ベース、ドラムス、ギター、ピアノ。


ノラ・ジョーンズ
ノラ・ジョーンズ スペシャル・エディション
メディアがデジタル化して完全な無音が得られるので、克明に聞き取ることが出来る。かつての「レコード」は、しゅーーーっ、というノイズは避けられなかった。ノイズを目立たなくすることを競った。

電子音で合成した楽曲の休符には何も音がしないものがある。空間を感じない。恐怖を覚えるほどだ。何の手触りもしない。

映画「Ray」(2004)アカデミー主演男優賞 Jamie Foxx が、記者会見で次のようなことを述べた。

「Rey の音楽があらゆる世代(18才も50才も、と言った)から支持を得ている現状は喜ばしい。本当の黒人の文化が正統に評価されたのだ。汚い言葉のラップやロックではなく。。。」

この言葉の後、記者たちから短くしかし強い拍手があった。


Norah Jones の声が、たくさんの人たちに支持され、いまこうして世界の片隅にいる俺のところにまで届いているのは、Jamie の述べていることがらと無関係ではあるまい。だれもが心にとどく音楽を求めているのだ。

Norah Jones
Feels Like Home

人の心にとどくのは扇動する大声ではない。大声で知らされることで、ろくな事があったためしがない。心にとどく声は、静かに語りかけてくるささやき声。息づかいが聞こえる人の声。ボサ ノヴァもそうですね。

Norah Jones 聞いてみてください。

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「はじめての部落差別」ペルー人容疑者は、なぜ「自称日系人」なのか?

2005-12-01 16:02:33

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広島の殺人事件の容疑者。なぜ「自称日系人」と記事に書いてあるのか。おそらく、ペルーでは、容疑者が日系人であるかどうか確認する術がないのだ。世界の常識ではそうなのだ。日本人だけが、「戸籍を調べればすぐわかるのに」と感じる。思わぬところから部落差別につながった。
世界の国家の中で、日本のような「戸籍」制度があるのは極めて珍しいそうだ。中国や、日本が殖民地にした台湾や韓国には日本の影響で似た制度があるのみ。「日本人をやめる方法」で、オーストラリアの大学で教鞭を執る杉本良夫氏が書いている。「はじめての部落問題」の中で紹介されているので読んだ。
杉本 良夫
日本人をやめる方法

部落差別が激しく表出してくる例として、結婚、就職差別がある。興信所の身元調査は、戸籍をたどっていくことで、「部落」出身jかどうかを突き止める。法律では禁止されている身元調査も、様々な違法行為や抜け穴を使って執拗に調べ上げられる。


身も知らない130年以上も前の自分の先祖が「穢多」という身分であったことが、今、目の前の恋愛や就職に影響する。そんなことがよく起こり、そのような事実があることを俺たちも普通に知っている。


そもそも「戸籍」があるから、そのような差別は残され増幅される。「戸籍制度」そのものを疑ったことがなかったので、この記述には驚いた。

角岡 伸彦
はじめての部落問題

被差別部落出身者は300万人ほどいるそうだ。おそらく俺が日常で付き合っている人たちの中にも出身者はいるだろう。俺にはそのことを話してくれた知人がいない。俺は差別する人間だと思われているようですこし残念だ。


職業から認識している場合もある。食肉業や皮革加工の産業だ。その職業がなくては、おいしい肉も味わえなければ、ぴかぴかの靴や鞄を持つことが出来ない。


住む地域から知っていることがある。それぞれの地域では明確に「部落」の場所を認識している。


他国の黒人差別をあげつらうのもいいが、日本に厳然とある「部落差別」について関心がある。あまりに大メディアでは無視されているからだ。好奇心、知識欲だ。これはいくら新聞やテレビを見ていても何もわからない。


学校で取り上げるとしても、悲惨な差別の実例が出され「差別はやめよう」と言うだけ。そんなこと、知らなければ「部落」なんて意識しなかったのに、という「寝た子を起こすな論」に陥ってしまう。


この本には、部落差別と差別をなくす教育にまつわる様々な話が、著者自身の等身大で書かれている。1963年生まれの著者は「生粋の部落民」。大学で学生たちに部落問題を教える。第二回目の授業では、部落独特の食べ物「油かす」と「さいぼし」を学生に振る舞う。部落問題の「悲惨」「苦しみ」ばかり教えず、部落民の伝統や楽しみをどんどん伝えていこうというわけだ。


「戸籍」が世界の常識とはかけ離れた制度だ、ということを知るだけで収穫となる好著。この本で取り上げられている麻生太郎。麻生太郎がとんでもない差別思想を持っていることは、つい最近も「日本人は単一民族国家」と言い放ったことでもよくわかる。


麻生太郎は「あんな部落出身者を日本の首相にはできないわなあ」と野中広務に言って恥じない人物だ。野中広務は総理にふさわしくない、と俺も思うが、部落出身者だから、とは一度も思ったことはない。麻生太郎の発言は、よく記憶しておきたい。


この著者の考えに大いに賛同する。同様な視点からの「おもしろ本」「被差別の食卓」三たび おすすめ。


上原 善広
被差別の食卓

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黒木瞳さん、歌はちょっと・・・・

2005-11-25 13:15:00

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ラジオは面白い。音しか情報がないので容赦なく下手な歌は下手に聞こえる。


車の中でニッポン放送にダイヤルを合わせた。脳天気な昼下がり、時間のある主婦がブラディ・マリィかビールに酔って、ご機嫌にカラオケで歌うかのような、素人の歌声が聞こえてくる。オーケストレイションはわりとゴージャス。無闇に自信ありげな歌い上げ方。しかしどうにも恥ずかしい。ビブラートがコントロールできていない。ピッチが上ずっている。フレーズのまとめ方が下手。


この歌声が、かの黒木瞳さんだとは!!!

黒木瞳, Win Win, Jin Nakamura
運命~ぐうぜん~

いやー、完璧に見える人生にも魔が差すのですね。この歌はイケナイ。ニッポン放送もヘビーローテイションで流しているが、その度にスタジオには微妙な空気が漂う。「高田文夫のラジオビバリー昼ズ 」で、耳のいい清水ミチコはすぐ何か言いたそうにしていた。ちょっと物まねして見せて「微妙な空気の中・・・」なんて言うのが精一杯でしょう(笑

黒木瞳さん。世界中のマダムの憧れ。すべてに勝ち抜いてきたお方が、ちょっと外して見せる。それも愛される秘訣なのかも。そこまで読んでいるとしたらおそれいりました。愛嬌を感じる下手さ加減です。微笑ましいかも。。でも、宝塚ご出身ですよね。。。あ、これ以上言うと、世界中のマダムを敵に回すかも。。。


やっぱりお歌はそこそこ楽しめたらいい。妙にうまいのも鼻につく。黒木瞳さんは、今さら歌でアピールしなくても、揺るぎないステイタスをお持ちです。すみません。おいしくブラディ・マリィを飲んでください。。失礼しました。


黒木瞳さん、大好きです!!!

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本田美奈子さん「Amazing grace」を泣きながら聞く。

2005-11-08 09:50:28

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ひっそりとCD店の店先に置かれていた。この日を想定して作られたアルバムに違いない。関係者は、本田さんの病状について知っていたのだ。


本田さんは一流のミュージカル女優だったが、クラシックのアレンジものを歌ったアルバムを作った。本田さんのチャレンジだ。その中から、5曲、そのほかに1曲とDVDがついている。


いま、DVDを見て、途中でやめた。旅立った本田さんの映像があまりに美しく、しかも天に浮かび、空にとけ込む映像を見続けることが出来なかった。


俺は女の高い声が好きではない。ことに下手なソプラノ歌手はオペラ座のファントムのように容赦なく上から物を落としてやりたくなる。


本田さんの声は、軽く美しいソプラノだ。もともと歌手だったわけだが、クラシックのレパートリーを歌うのはまた別の努力が必要だ。その訓練を受けアルバムを出す。それだけでも本田さんの姿勢が伺える。


AG Amazing grace


一曲目「Amazing grace」

ケルト音楽伴奏アレンジで漂うように歌い出す。高音域の伸びが素晴らしい。英語の歌詞も美しく響いている。日本語の歌詞が胸を打つ。ルネッサンス世俗音楽仕立ての後奏がいい。


二曲目「タイスの瞑想曲」

本田美奈子の作詞。「・・・・生きている喜びを忘れないで 宝物 恵み溢れる 輝く楽園」。。。なんでこんな歌詞を書いてしまうの?悲しくて美しい。ミュージカル歌手として最良の歌唱。音程の正確さ、高音域のコントロールが申し分ない。でも、なんでこんなに孤独の影の濃い歌詞で寂しい歌声なのだろう。絶唱です。


三曲目「Time To Say Goodbye」

息を呑むような美しい曲。イタリア語の歌詞が「付け焼き刃」で下手くそなのが笑ってしまう。泣き笑いをする。英語の「Time To Say Goodbye」が、明瞭に聞こえて涙ぐむ。さよならを言わなくてはならないのか。


四曲目「風の口づけ」

レスピーギの古代舞曲のアレンジ。琴の音が曲調にふさわしい。嫋々とした雅やかな音楽に本田さんの心境をあらわした詞がつく。「・・・いつの間にか 私に似た おぼろ月夜が 微かな光 照らしてくれたのね」なんて、泣いてしまうよ。


五曲目「この素晴らしい世界」

サッチモのだみ声の歌で有名な曲。本田さんの可憐な歌声もいい。俺もこの曲を、この歌詞で弾き語りできるように練習しようと思う。声に寂しさのある本田さん。気を抜いたところのない本田さん。声楽家ならこれから本物の声が出る年齢だ。クラシックの歌い方を学び始めて、声が出てきたところ、という歌声。大人の練れた声になってきたところ。切なくなります。


六曲目「ララバイ」

ああ。なんと寂しいことだろう。仲間を失った気持ち。とびきり可愛くてがんばりやで全部に前向きで全力で・・・・。こんなにはやくこの地上を去るとは。さぞ無念だろう。俺は忘れない。ゆっくりお休みください。おやすみ、おやすみ。さようなら。


(DVDには、六本木スィート・ベイジルでのライブの様子が入っています。病気が発覚する前のライブで、美しいその姿からは、病魔の片鱗すらうかがえません。もうひとつ、プロモーション・ビデオ「白鳥」が入っていますが、見ることが出来ません・・・)

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「誇大自己症候群」 岡田尊司 著 ちくま新書 555

2005-11-03 22:08:52

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まったく従来の精神病理学では理解できない事件が起きている。

病理の上では何ら問題のない小学生が同級生を些細なことで殺す。しかも起こした事件の結果の重大さに較べ、罪の意識があまりに薄い。

事件を起こす心理は明らかに異常であるのにもかかわらず、現代の精神医学、心理学はこの異常を語る言葉を持たない。
誇大  「誇大自己症候群」

これらの状態に共通する症状を「誇大自己症候群」と名付け、考察した本。著者は京都医療少年院に勤務し、数多くの若年者の犯罪とカウンセリングに当たってきた。

折しも、ブログに自分の母親にタリウムを飲ませ、その衰弱する様子を記録する少女の事件が伝えられている。写真も撮っていたという。この薄気味悪さはどうだろう。

誇大な自我が自己の興味を満たすために、日頃、心の交流を持たない人間に毒を与え続け冷静に記録し続ける。それが母親であるということに意味はない。近くにいて、自分の思うままになる人間であれば兄弟でも父親でも良かったのだ。利害や交流のある人間はこの範囲に入らない。

現代の人間のあるタイプを明瞭に記述している。大人でも同じことだ。自我を無制限に肥大させ続けることの出来る社会。突如として起こる理解を超えた事件。ますます増えていくことだろう。

恐ろしい。

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日本人の大部分はなぜ銃を持たないのか?

2005-09-15 18:00:08

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ヤクザは普通に銃、持ってるからね(w


藤木久志 著 「刀狩り -武器を封印した民衆-」 岩波新書 965 2005年8月19日刊


ハリケーン・カトリーナで、略奪が起こり、銃のことを考えた。秀吉の刀狩りが日本の庶民の武装解除だろうか?本屋で目に入ったこの本を読んだ。


■疑問の答え


■第二次世界大戦終了後(日本の敗戦後)、アメリカの占領下、徹底した武装解除が行われたから。


秀吉の刀狩り、明治政府の廃刀令より断固として行われた。負けた国の占領政策じゃん。どこが平和を愛する国民性、だよ。嘘ばっか。


黒澤明の「七人の侍」にあるような非力で善良な庶民像はお伽噺に過ぎない。刀狩の50年後に起きた農民一揆でも、大量の鉄砲、刀、槍などが押収された。しかも事後、領主はそれを農民に返したりしている。


江戸時代にも、日本を訪れた宣教師ルイス・フロイスの見聞に、日本の男は刀を大切にして、農民も少年のうちから刀を携える、と記しているそうだ。


幕末にも、農民が剣術の稽古をすることが盛んで、テレビの「新撰組」を見ても、普通にみんな刀持ってたよね?(急に格調が下がる・・・・)。坂本竜馬だってピストル持ってたし。


明治維新政府が出した「廃刀令」や「鉄砲取り締規則」という法律もあった。でも、戦前まで、何処の家にだって刀の一本や二本はあったのではないか?俺の親戚の家にも刀があった。戦時下、鉄の「供出」で持っていかれた、と聞いている。事実は、戦後のマッカーサーの指示のもと「接収」されたのが本当のところだろう。


この本には、秀吉の刀狩りから、明治期の廃刀令、マッカーサーの接収まで、資料をもとに経緯がわかりやすく解説されている。


俺が知りたかった、日本人の大部分が今でも普通に銃を持っていない経緯はよく分かった。秀吉や明治のことはどうでもいい。60年前のアメリカによる武装解除が現在に続いていることを知って満足だ。


ここまではいい。最後まで読み進んで、目を疑った。やっぱり岩波書店。この学者は「アカ」だ。


著者はこう言う。


「私たちはこれだけ大量の武器の使用を自ら抑止し凍結しつづけて、今日にいたったわけである。その現実の中に、武器を長く封印しつづけてきた私たちの、平和の歴史への強い共同意志(市民のコンセンサス)がこめられている。そう断定したら、いい過ぎであろうか。」


ハア??


さらに続く。


「少なくとも国内で、私たちが武器を封印しつづけてきたのは、銃刀法の圧力などではなく、私たちの主体的な共同意志であった。そのことをもっと積極的に認めてもいいのではないか。素肌の弱腰を秀吉(歴史)のせいにしないで、自前の憲法九条へのコンセンサスにも、もっと自身をもつべきではないか。」


これが結論だぜ!ふざけてるでしょう。


ヤクザは市民じゃないしな!オウムだって武装蜂起しようとしたんだぞ!銃刀法で取り締まらなかったら、お前なんか真っ先に「アカ狩り」に逢うんだぞ。戦前のテロの時代に逆戻りだ。いまだって右翼は拳銃ぐらいいくらでも持っている。常識だ。長崎市長を撃った市民もいましたよ。


タイトルで気付くべきだった。「武器を封印した民衆」。民衆偉い!民衆万歳!

アホか。


民衆は、アメリカのミリタリ・ポリスが怖くて、大量の刀や銃を出さざるを得なかった、って自分で書いてるじゃん。占領されて、占領軍は反乱を起こされたら困るから、民衆を脅しあげて、秀吉も明治政府もできなかったほど、徹底した武装解除=刀狩りを実行したんでしょ?どういう文言で民衆を脅したか、資料をあげて書いてるでしょ、あんた。占領軍が家を強制捜索に来る、もし銃や刀が発見されたら、軍事裁判で厳重な処罰を受ける、とか、優しい文面で脅迫した、と書いたのはお前だよ。それで、この結論か。


なにが、強い共同意志(市民のコンセンサス)だよ。植民地根性だな、お前。馬鹿左翼ここに極まれり。


曇って偏った目には、資料によって明白な事象も、思想信条で曲げて見てしまう悪い見本だ。180度、結論が違う。ここまで見え見えだと、だれも鵜呑みにするはずがないから、かえって安全だ、とも言えるな(w


アメリカとの戦争に負けて、占領され、武装解除されたのを、民衆の手柄だと言っているわけだ。それでも学者なのか。こんな馬鹿みたいな結論を書いて良心は痛まないのか。しかも引用部分の腰の引けた文章。卑屈だ。


赤い表紙の「刀狩り」の文字を見ていたら、「アカ狩り」と見えてくるから不思議だ。この学者は、はっきり「アカ」ですよ。


結論以外は一応参考になった。

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ニュー・オーリンズのソウル・フード 「被差別の食卓」再び

2005-09-15 11:13:23

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「被差別の食卓」 はぜひ読んでもらいたい好著だ。「被差別」の文字におびえる必要はない。食い物についての楽しい読み物だ。おいしいものが食べたい人、食べ物の蘊蓄が好きな人にはおすすめ。

この本で取り上げられているニュー・オーリンズの話を読みたくて再び手に取った。町の様子や黒人差別の話が出てくる。

印象に残るエピソードを一つだけ紹介する。

ニュー・オーリンズのバーボン・ストリート。サザン・ホスピタリティを絵に書いたように愛想のいい店員。お客さんに「ハロー!」と声をかける。著者がレジの順番になって、その店員の前に立つと、その白人は「何も言わず、一切を無視した。そこでこちらから『ハロー』と言うが、無視。」「わたしを完全に除外、次の客には『ハロー』と声をかけている。」

このようなことを平然と行うのが人間だ。日本でも、朝鮮人、支那人、被差別部落民に同じことをしてきただろう。

俺もここまでひどくないが同じ経験をした。アメリカのある地方都市。朝早くモーテルを出て地方空港に向かう。タクシーを待つ間隣り合った白人の男に「Good morning」と話しかけたら、一切を無視された。実に不愉快だった。でも、その経験は印象に残った。自分が差別される側に立つ経験はいままで無かったからだ。

多数派、主流、マジョリティ。常にそちら側にいようとして他人の顔色ばかりうかがっているのが日本人だ。自分の意見はなるべく言わず、みんながどうするのか、が一番大事。断言を避け、好き嫌いを露わにせず、曖昧に探り合う。少数派にはなりたくない。「バスに乗り遅れるな」。「一億総懺悔」。

狭い島国で摩擦を起こさずに生き延びる大事な智恵であったかも知れない。しかし、他の価値観、民族、文化、言語が入ってきたとき、その「同化圧力」は突然、強烈な「排他性」を生む。少数派、傍流、マイノリティを無視し、排除する。

差別はアメリカ人の問題ではない。人間の心の奥底の病理だ。

「被差別の食卓」は、卑近なおいしい食べ物を入り口に、やはり差別の問題を考えて欲しいと言う願いで書かれているに違いない。そのメッセージまで含めて、この本をぜひ読んで欲しい。

世界に胃袋が開いている人におすすめの一冊!!!!
上原 善広 著 「被差別の食卓」 6月30日 新刊 新潮新書 123 680円

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「失踪日記」 全部実話です(笑) 吾妻ひでお 著

2005-09-12 23:55:57
テーマ:音楽・本・ラジオ

吾妻氏は、現代に連なる「萌えキャラ」を作り出した天才漫画家だと思っている。「失踪日記」にも、愛らしい女の子のキャラクターを自在に描いている。その線の美しさ。どう見ても少ない線で構成されているのだが、エロティックで、可愛いらしい女の子が出現する。妄想力に加え、その妄想を誰からも愛される絵として表現する熟練の技がある。

それなのに、「失踪日記」である。突如、ホームレスと同じ暮らしを初め、凍え死にしそうになってもその暮らしを続ける。そのありさまを、からりとした筆致で描く。悲惨だが惨めさを感じさせない。漫画として最高に面白い。声をあげて笑ってしまう。これはすごい!!

巻末の対談で、とり・みき氏が指摘している。この作品は、吾妻氏が味わった経験が強烈で、読者はそのすさまじさに圧倒される。しかし、なによりも漫画として優れた作品だということを強調したい。

漫画に求められるものはないか?

面白さ。笑える面白さは大事だ。ストーリーの面白さ。物語として優れていることも大事だ。

絵の美しさ。可愛らしさ。楽しさ。表現の巧みさ。絵のうまさ。表現の正確さ。絵自体の面白さ。新しさ。

構成の巧みさ。語り口の巧みさ。

あまり漫画に詳しくないので思いつくままを並べてみた。

吾妻ひでお氏と言えば「やけくそ天使」だ。その昔、少年チャンピオンを楽しみに読んだ。「ガキデカ」「ブラック・ジャック」「マカロニほうれん荘」「ドカベン」「エコエコアザラク」「らんぼう」など綺羅星の如き連載が並び、そのなかのひとつに吾妻氏の作品もあった。

「ハレンチ学園」も受け入れられた後の時代。愛らしい天使のキャラクタが奔放な振る舞いをする。その刺激は子供の俺には強烈だった。

その吾妻ひでお先生である。

「失踪日記」は、ホームレスの毎日を詳しく書いている「夜を歩く」、なぜか配管工になって給料をもらって肉体労働をする話と、漫画の仕事のことを描く「街を歩く」、文字通りの「アル中病棟」の項目に分かれている。

どの話にも吾妻氏の驚くべき経験が、可愛い描線、正確な描写、楽しげな語り口で表現されている。内容は痛々しいが、珠玉の漫画作品集と言っていい。

つげ義春氏の「無能の人」、花輪和一氏の「刑務所の中」などに連なる、私小説漫画の傑作だ。

もっと読みたい。

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リチャード・クレーダーマンはなんか恥ずかしい。

2005-08-23 11:28:57

テーマ:音楽・本・ラジオ

ビアノ・マンの祟りか(俺はオカルト全否定ですが・・・w)いまいる場所で、クレーダーマンが全力で流れている。

ムード溢れる「ステキ」感でいっぱいだが、こうしてピアノのパートだけ聞いていると無性に恥ずかしさが込み上げてくる。

だって右手で単旋律を弾いてるだけだよ。左手だって基本は、ドソドソドソドソだけじゃん。オクターブ弾くのと変わりない。

パッケージは大事だな。あのハンサムな外見!自信満々のカメラ目線。「どうだ顔」全開。男から見ると詐欺師にしか見えないが。。

世界中で売れたのだから評価します。ただこのピアノ・タレントが好きだ、という方とは話しが合わないと思う。

偽物臭くて嫌なんだ。

最近は演奏している姿は見ないな。歳とっただろうな。どこか、南の島で悠々自適の暮らしをしているんだろうな。うらやましい。

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「探偵!ナイトスクープ」 久しぶりに見た。

2005-08-11 21:17:49

テーマ:音楽・本・ラジオ

まったくかわらない雰囲気が好もしい。上岡龍太郎がいないのが残念だ。北野誠探偵、桂小枝探偵が昔ながら。

小枝は、挨拶に「お願いします~」と言う。(もちろん大阪(?)弁で。母音を全部響かせる。ドロールですね。)「よろしく」を省略しているのだろうか?イラチの関西芸人は「よろしくおねがいします」なんて言ってられないのかなあ?昔から不思議だった。

関西では7月22日に放送された分らしい。内容は以下の通り。tvkはこちら 。木村カエラのサクサクがおすすめ!

◇間寛平探偵の「オークションと父と娘」
◇北野誠探偵の「おばあちゃん!名前を呼んで!」
◇石田靖探偵の「チンポーラを食べたい!?」

岡部まりが、石田靖探偵への依頼文を、期待通り笑ってしまって読めなくなるのが、いい味。カマトトですね☆相変わらずきれい。あの人は声がいいですね。俺は低めの声の女が好き。落ち着いた声に惹かれる。(どうでもいいか)

間寛平が依頼人の家を訪ねても、第一声が「寛平チャン!」ですよ。家の中に入っても、みんなリラックスしている。この番組が日常にすっかり入っているのだ。テレビは祝祭空間ではなくなった。

それにしても、オークションおやじの家はすごい。建てたばかりだと言うが、立派な家で驚く。時間も空間も豊かだな。そんな人が、なんであんなに偽物をつかまされるのかわからない。人がいいんだろう。うらやましくなった。

大阪弁、神戸弁、京都弁!懐かしいなあ!(親戚もいないし住んだこともない。友達の話す言葉が懐かしい!)

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「探偵!ナイトスクープ」 tvkでやってるんだ!!!

2005-08-10 16:08:27
テーマ:音楽・本・ラジオ
関西人には理解できないだろうが、関東圏では「探偵!ナイトスクープ」 の話をしても誰も乗ってこない。見たことも聞いたこともない人が大部分だ。テレビ朝日(ニュース・ステイションのキー局)で、変則的に放送されていたが、深夜2時3時台で、録画して見る以外、なかなか見ることが出来ない。よっぽど意識してフォロウしなくては普通に見ることさえ困難だ。俺も最近はあきらめていた。

テレビをあまり見ない俺だが、「探偵!ナイトスクープ」 はよく見た。関西で高視聴率を得ていることを知って、録画して楽しみに見た。もう古いネタだが、電子レンジにゆで卵を入れてみる「バクハツたまご」の回。見るたびに涙を流して笑った。小枝という芸人もこの番組で知った。越前屋俵太とか関東ではあまり見ないタレントもたくさん見た。ホバー・クラフトを作る父子の回も笑ったなあ。そうだ。モンゴルの「ホーミー」をやってみたい男の話もあった。あれは感激した。まだまだ、いっぱいあったが忘れた。なにせ俺のまわりにはこの番組の話をする仲間がいない。

関西と関東にははっきりした断絶がある。そのような断層を見るのが好きな俺のアンテナに引っかかってきたのがこの番組だ。

町に出て、普通の人にインタビューする。リアクションが死ぬほどおかしい。それが大阪だ。その普通の大阪の人を見るのが面白い。

テレビ朝日が、放送をいきなり打ち切って、 今年の4月からテレビ神奈川で放送していることを今日知った。ラジオ番組に朝日放送のプロデューサ、松本修氏が出ていたのだ。面白い話がいっぱいあったが、毎週木曜日午後8時から関東で見られることがわかり、大満足。さっそく明日から見ることにしよう。

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フィリップ・グラス あなたにも出来る「ミニマル・ミュージック」

2005-07-27 09:55:13
テーマ:音楽・本・ラジオ
「Secret Window」の作曲家、フィリップ・グラスのサイトをあさってみたが、読んで面白いサイトは少ない。どれもこれも、現代音楽の鬱陶しい蘊蓄ばかりだ。だいたい「ミニマル」のスタイルについて、きちんと書かれていないし。

「ミニマル・ミュージック」。最小限音楽。

なにが、最小限なのか?

1)人件費
2)音

少人数またはソロで、最小限の音を構成して「音楽芸術」を出現させる。フランスの変わり者作曲家、エリック・サティの「家具の音楽」にもその萌芽が認められる。

では、やってみよう。あなたにも出来る。簡単なんです!

まず、鍵盤楽器(電気ピアノでもグランド・ピアノでもチェレスタでも電気オルガンでもパイプ・オルガンでもアップライトピアノでもマリンバでもできるかも。出来たら両手で弾ける楽器が望ましい)を用意してください(w

一家に一台使われていないピアノぐらいあるでしょう!

「MINIMAL Op.1」 (俺が今適当に作った作品w)
速度は四分音符120で。四分の四拍子。ハ長調(一応・・・)。

右手のパターン。十六分音符で、ラソミレ ドレミソ、ラソミレ ドレミソ。
これで一小節。
左手のパターン。十六分音符で、ドレファソ ラソファレ、ドレファソ ラソファレ。
これで一小節。

左手は、ドを小指ではじめて、ソは親指で。人差し指を親指をまたぐように弾くよね、普通。右手も、ラを小指で弾きはじめ、レを親指。またいでドは人差し指。これ、見た目にもプロっぽい(どこが?)ハノンをさらった頃を思い出してください。

これを、左右同時に演奏してみてください。フィリップ・グラスの1971-74年頃の「Music in Twelve Parts」ぽい音がします。飽き飽きするまで、気の済むまで20分でも50分でも繰り返して。出来るだけ早く。出来るだけ遅く。ただし、曲の中でテンポは変えない方がいい。早くても遅くても弾きはじめたら一定のテンポをキープする。強弱の変化は小節ことに段階を付けて。クレッシェンド、ディミニュエンドも、小節ごとのフレーズに従って階段状につけるといいかも。突然の変化も時には効果がある。感情を込めないで無機質に演奏するのがポイント。

で、適当なところで、パターンをちょっと変えます。

右手のパターン。十六分音符で、ラソファレ ドレファソ、ラソファレ ドレファソ。
左手のパターン。十六分音符で、ドレファソ ラソファレ、ドレファソラ ソファレ。 

響きを聞き分けて。この組み合わせで飽きるまで。何時間でも。

気が済んだら、また少しだけ(ミニマルに)変化させます。

右手のパターン。十六分音符で、ラソファレ ドレファソ、ラソファレ ドレファソ。
左手のパターン。十六分音符で、ドレミソ ラソミレ、ドレミソ ラソミレ。

こうやって、気持ちのいい音を探りながら続けていけば、立派な「ミニマル・ミュージック」です。この仕組みを楽器の組み合わせ、電子音の追加、音列の複雑化、高度な演奏技術によって、「音楽芸術」の領域に高めていった作品が、70年代のフィリップ・グラスの諸作品です。音の模様のような感じですね。

「Secret Window」では、作品に即した状況描写の音楽になっています。同じ音型を繰り返す旋律が、ミニマル時代のグラスっぽい。

アクション場面は、ヒッチコック作品で有名なバーナード・ハーマンを思い出します。「北北西に進路をとれ」「知りすぎていた男」「サイコ」は音楽が強烈に印象に残ります。デ・ニーロのリメイク版「ケープ・フィアー」も昔のままのバーナード・ハーマンの音楽で、懐かしい音がしました。

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TBSラジオ ストリーム 太っ腹!

2005-07-19 15:00:01

テーマ:音楽・本・ラジオ

TBSラジオ ストリーム WEB RADIO 「コラムの花道」 町山智浩の映画コラム
(今日19日の夕方6時ぐらいから明日20日の午後5時ぐらいまで聞くことが出来ます)

戸田奈津子先生ネタねたで、紹介したラジオ番組。

火曜日は町山智浩。さっき終わりの部分しか聞かなかったのだが、今週も面白い!絶対聞いた方がいい。最近、あちこちのワイドショーに出てくる勝谷誠彦 に罵詈雑言を浴びせていて痛快!

勝谷氏のネット日記は、韓国朝鮮中国に対していささか行儀の悪い言葉をがんがん書いている。俺も好きで結構見る。反動右翼の立場だ。

在日朝鮮人の町山智浩氏は、勝谷氏の言動に相当頭に来ている様子。そのあたり、WEBラジオで聞いてもらいたい。同じストリームという番組内でコラムを担当する者同士の罵り合いを電波に乗せてくれるTBSラジオ!偉い!!

司会の小西克哉氏は明らかに狼狽しています。そこも聞き所。明日は勝谷誠彦がこの枠に出演する。楽しみだ。WEBで聞くことが出来るのだから、ぜひ聞いてみて欲しい。なんて言うかな?無視かな?

町山氏のアメリカの新番組の話題もとても面白い。日本のふぬけなテレビでは絶対出来ない企画の話だ。

このような罵詈雑言をぶつけ合う勝谷氏も町山氏も大好きだ。どんどんやってほしい。攻撃し、言い訳し、反論し、勝ったり負けたり。大いに言葉をぶつけるべきだ。徹底的にやるべきだ。言葉の暴力は言葉の暴力できっちりやり返す。言われたら言い返す。俺はそのような人間になりたい。

言葉をぶつけ合わない奴らは、いきなり刃物で人を刺す人間だ。黙っている人間を恐怖する。はっきり悪口をぶつけ合う人間になりたい。

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のだめカンタービレ、爆読中♪♪

2005-07-04 22:31:04

テーマ:音楽・本・ラジオ

旅先に全巻持ち込み、読破中。

これは面白い。

いま九巻読み終わり。

ところで15歳が酒飲んで車を運転して人を殺した。少年であろうとも車で人を殺したら死刑、と決めてあれば抑止できただろうに。

車で人を殺すことが軽すぎるのだ。日常化していて少年が殺したことしかニュースにならない。

その事の異常さを思え!!!!

この文をを読んだら、事故をおこすな!!人を殺したら死ね!!!!車を使うならそこまで覚悟しろ!!

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「ラスプーチンかく語りき」 PR誌「一冊の本」の新連載

2005-06-29 23:04:36
テーマ:音楽・本・ラジオ
「国家の罠 外務省のラスプーチンと呼ばれて」(新潮社)の著者、佐藤優の対談記事だ。

これがまた面白い。必読。とにかく読め!!!!!

さっそく風呂で読んで、大満足。

朝日新聞社のPR誌「一冊の本」7月号。
↑ 更新していませんね。6月号のままです。そのうち7月号になります。

酒井順子の「政界美人」も面白い。畑恵なんて中程度の容貌、とか書いていて痛快ですよ。

金井美恵子氏は「電車内での化粧」。

このタイトルでうんざりしている人は金井美恵子先生を知らない人だ。金井美恵子先生は、谷崎潤一郎を引き、幸田文を引き、「なぜ電車内でのメークが『迷惑』なのか理解に苦しむところで、・・」と論を展開される。必読。化粧の本質にまでせまる身辺雑記は男では絶対書けない。映画の話題も入っている。

奇跡のように「一冊の本」は、俺にとって最強のラインナップになっております。

これで、1年間1,000円は安い。ぜひ、購読してください。

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MUSICAL BATON

2005-06-26 21:45:12
テーマ:音楽・本・ラジオ
質問------------------------------------------------
Q1. Total volume of music files on my computer
  (コンピュータに入ってる音楽ファイルの容量)

Q2. Song playing right now (今聞いている曲)
Q3. The last CD I bought (最後に買った CD)
Q4. Five songs(tunes) I listen to a lot, or that mean a lot to me
(よく聞く、または特別な思い入れのある 5 曲)
Q5. Five people to whom I'm passing the baton (バトンを渡す 5 名)
-----------------------------------------
Q1. Total volume of music files on my computer
(コンピュータに入ってる音楽ファイルの容量)

80Gぐらい。mp3はそのうち10Gぐらい。
生音の編集をするので、録ったままのWAVファイルが多い。CDに編集したまま、ほったらかしてある素材も多い。捨てればいいんだけど。

Q2. Song playing right now
(今聞いている曲)
「Norah Jones/feel the home」
(I love Norah)


「ブラームス交響曲第二番/第四番」ギュンター・ヴァント指揮/シカゴ交響楽団
(聞く必要があって・・・)


「Cafe Brasil」
(これ、最高です。TELDECというドイツのクラシックレーベルから出ています。)


「cafe brasil 2」
(上記のアルバムの中心バンド「エポカ・ヂ・オウロ」というショーロ・バンドが楽しめます。)


「村治佳織/CAVATINA」
(ヨークの「サンバースト」をギターでさらっているので。。。難しいです。)


Q3. The last CD I bought
(最後に買った CD)
       村治
「村治佳織/Transformations」 
■村治さんは、かわいこちゃんギタリストというジャンルではありません。顔もきれいですが、本当に実力のあるギタリストです。安定した技術(生でもミスが少ない)自然な音楽の流れ、構成、しなやかな運指、タッチ、どれをとっても超一流です。見かけに騙されてはいけません。

         
Norha
「Norah Jones/came away with you」

「Norah Jones/feel the home」
■Norah は、今一番のお気に入り。汚い言葉のラップやデスメタはうんざり。Norahの古めかしいスタイルが心地よく、胸に染みこんできます。しゃべると普通の20代のアメリカ娘なところも好き。

Q4. Five songs(tunes) I listen to a lot, or that mean a lot to me

(よく聞く、または特別な思い入れのある 5 曲)
1)「shostakovich SYMPHONIES complete」
(BRILLIANT レーベルのショスタコーヴィッチ交響曲全集。バルシャイ指揮南西ドイツ放送管弦楽団)
■ショスタコービッチは、旧ソ連の作曲家。バッハ、モーツァルト、ベートーヴェンから始まる古典音楽の世界を20世紀に締めくくることになった不遇の天才。もっと評価されるべき。今後200年は聞かれるだろう。

2)「Villa-Lobos string quartets complete」
(BRILLANT レーベルの拾い物。ヴィラ-ロボスの弦楽四重奏全集)
■ヴィラ-ロボスはブラジルの偉大な作曲家。バッハ以降のヨーロッパ音楽に深く傾倒し、尊敬を払いつつ、ブラジル音楽の養分によって、ユニークな果実を結ぶことになった天才。多作だが、駄作がない。特にこの弦楽四重奏、すべて傑作!!Amazing!!)


3)「JOAO GILBERTO in Tokyo」
(ジョアン・ジルベルトの2003年12月・東京公演ライブ)
■ジョアン・ジルベルトは、「ボサ・ノヴァ」を作った人。「新しいヴォッサ」は、ジョアンが風呂場にこもって、生み出したスタイル。「生きる伝説」のライブは息を呑む演奏。リラックスして満足げに演奏するジョアンと時間を共有できるのは同時代に生きている者の特権だ。

4)「W.A.Mozart/Grosse Messe c-moll」
(モーツァルトのミサ曲ハ短調。ジェイムズ・レヴァイン指揮ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団)
■Mozart の若い頃の作品。映画「アマデウス」の前半に多く使われていた。コンスタンツェとの結婚を認めてもらうため、ザルツブルクの大司教に向けて作曲された。しかしミサ曲としては未完。この曲のソプラノパートは、コンスタンツェが歌うことを前提に書かれている。俺はこの曲が好きで、手に入るCDをだいたい持っている。決定盤がないのもこの曲。おそらくガーディナーの演奏がいいと思うが未聴。DVD欲しい)

5)「First LOVE/Utada Hikaru」
■これは驚いた。いままた聞くと、このアルバムを買ったときのことを思い出す。せつない気持ちになります。(いきなりベタです。。。)

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ジーコが日本語で話さない理由。

2005-06-22 09:20:40

テーマ:音楽・本・ラジオ

「ジーコは、日本語でインタビューに答えない。理由は、鹿島アントラーズ時代に覚えた日本語が茨城弁だから。」この噂、本当?デマ? という企画。

「荒川強啓のデイキャッチ」は、TBSラジオ夕方の情報ヴァラエティ。車で聞くことが多い。

都市伝説として、茨城などで広まっている噂だという。

さまざまな取材がなされ、ジーコが茨城弁はおろか、日本語を人前で話さないことが分かってくる。挨拶程度だとか。

鹿島アントラーズ時代のジーコ弟子、秋田選手がインタビューに答える。

普段は挨拶程度。しかしかなり理解している。一度、鈴木通訳がピッチに入れなかったとき、ジーコは日本語で指示を与えた。選手たちは口々に「ジーコ、結構日本語出来るんだ」と言い合った。

「ジーコは何事においても完全主義者。日本語も完璧に出来ないので人前で話すのが厭なのだろう」。

鹿島時代、ジーコは茨城に住んでいない。ブラジル人にとって、100kmぐらいの通勤は普通のことなので、子供の学校のある東京の自宅から鹿島まで車で通っていた。つまり、茨城弁は話せない。

真面目に噂を追い、結論を出した。噂はデマ。面白いけど。ジーコの茨城弁聞いてみたい。というか(笑)ポルトガル語は茨城弁に聞こえる。つぶやきとかマギー (アイリッシュ?)司郎とか。

ということでした。

このくらい奥行きを出してみろ、倉田真由美!!と、八つ当たり。

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スティーヴン・キングを読む。

2005-07-27 19:00:24

テーマ:映画の周辺

「Secret Wondow」を見て、キングの小説を猛然と読みたくなった。「秘密の窓、秘密の庭」を読み返す。それで思い出したのだが、キングの小説は読み続けることが至福なのだ。映画で見た直後なのに、本を読んだ方がイメージがふくらむ。不思議な体験だ。それだけキングの小説は含みが多い。

「秘密の窓。秘密の庭」に興味深い一節ががある。まさに俺がキングの小説に感じていることを、作中のモートが、表現している。

「もしかしたらシューターはほんとうの作家なのかもしれない。彼は主要な必須条件をふたつとも具えている。最後まで聞きたいと思わせるような話し上手だ。たとえ結末がどうなるか見当はつくにせよだ。それから口から出まかせのホラ話をきいきいと甲高い声でしゃべりまくる。」(文春文庫「ランゴリアーズ」 507ページ小尾芙佐 訳)

誰かに、何読んでるの?と聞かれ、どんな話?と言われて、ストーリィを説明すると困ったことになる。たとえば「ペット・セメタリ」。「インディアンの呪いが・・・・」。あるいは、「やせる男」。「ジプシーの呪いで、食べても食べても・・・・」。「セイラムズ・ロット(呪われた町)」。「吸血鬼が・・・・」。

子供も笑う設定を、東京に住んでいる俺が今も夢中になって読みふけるのはなぜか?物語が面白いから?サスペンスがあるから?実はそうではないことに気がついた。

主人公の感じ方、話し方、さまざまな物の名前、比喩、表現、固有名詞の数々に圧倒されながら読み続けることが楽しい。自分だけ特別な能力をもってしまう超能力者の「孤独」と「悲しみ」。人間の血を吸うことによってしか生きていけない吸血鬼の「怒り」と「悲しみ」。最愛の子供を、交通事故で失う「恐怖」と「悲しみ」。

饒舌に語られるディテイルこそキングの命だ。細かい部分の積み重ねが、とんでもない物語と登場人物に親近感を抱かせ、読者自身の物語となる。

'You stole my story,' the man on the doorstep said.

これが冒頭の一文。ここからモートと男の描写がペーパーバックの1ページ分ぎっしりあって、男の次の言葉、'Well,' そのあとやっとモートの台詞、'I don't know you'。

目の色、服装、しわ、髪型の想像(テリー・サラヴァスみたいな禿げ頭)、帽子(クェーカー教徒の帽子みたい)、ボタンの止め方、ジーンズのだぶだぶ具合、靴の色・・・・。描写の限りに、こまかく書き込む、ひとつひとつの表現自体が面白い。これがキングの小説の味わいだ。本人曰く、「ビッグ・マックとフライのラージの文体」。 口語中心で、下品な言葉も擬音もオノマトベもいとわない。

シューターの原稿にかけてしまった飲み物は「ペプシ」と書かれているのを見るのも楽しい。映画には、マウンテンデューのボトルが出てきた。どの場面だったかな?ダイナーで話しているような場面だった。緑色の日本で見たことのない形のボトルに「Moutain Dew」の緑と赤のロゴが見える。この映画もキングのようなこだわりを持って作られている。細部こそ楽しい。筋を追うことは二の次。先読みしても意味がない。ミステリではないから。サイコ・スリラーなのだ。モートの視点から見た世界を味わい尽くすのがこの作品の楽しみだ。

ぜひ原作にかぶりついて欲しい。もちろんよい翻訳があるのでそちらを。どれだけ映画「Secret Window」が、原作に敬意を払いその世界を忠実に表そうとしたかがよく分かる。

キング作品の映画化は、駄目な作品も多いが、この「Secret Window」は、監督の優秀さと、ジョニー・デップ、ジョン・タトゥーロの演技によって、キングおたくも満足できる作品になっている。

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「ピアノマン」はボーン!

2005-05-20 23:08:27

テーマ:映画の周辺

CIAの暗殺マシーン、ボーンが記憶を失って漁船にひろわれる。

マット・デイモン主演の、映画「ボーン アイデンティティ」の冒頭だ。

映画はめちゃめちゃ面白い。自分は誰なのかわからないが、敵に出会うとものすごい能力を示す。身体に手がかりとなる物体まで埋め込まれており、自分が自分で恐ろしい。

第二作の「ボーン スプレマシー」もさらに面白い。とにかく主人公の頭が良く、襲いかかる敵を先手先手で切り抜ける。第三作(おそらく完結編)が待ち遠しい。

それを彷彿とさせる「ピアノマン」

面白い。

朝のワイドショウでちらっと見ただけなので不確かだが、弾いた曲は、チャイコフスキーの「白鳥の湖」「ビートルズ」。その選曲から察するに、クラシックのコンサートピアニストではないだろう。

ロシアのバレエ団の練習ピアニストとか、劇団やボウルのピアノ弾きではないだろうか?

真相を知りたい。

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カンヌなんて知らねえよ

2005-05-20 12:16:17

テーマ:映画の周辺

見てもいない映画の良し悪しを語るなんて、爆笑問題、太田光のネタ「見ずに語るタイタニック」ぐらいしか許されない。

だいたいノミネート作品すら知らない。テレビのワイドショウで断片を見る以外、なにも情報がない。

知ったかぶりの芸能記者やタレントの尻馬になんか乗ることはない。

「誰も知らない」が誰も知らなかったように、日本人の作品すら誰も見てないだろ?

このお題で偉そうな能書きを垂れる奴は、この俺がぶった斬ってやる!!!

覚悟しておけ。

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必読!芝山幹郎さんの新連載。

2005-06-28 19:30:06
テーマ:映画の周辺

「娯楽映画百万呎」 1 イーストウッドを始発駅に

今回新連載の芝山幹郎氏のコラム。7月号が届いたばかりだが、読み応えがある。クリント・イーストウッドの「ミリオン ダラー ベイビー」に触れているが、今まで読んだ中で一番情報量が多い。

ぜひ皆さんも読んでください。

朝日新聞社のPR誌「一冊の本」 7月号からの新連載。翻訳家の芝山幹郎氏が映画について語るコラムだ。「一冊の本」を購読して読んでください。書店では手に入りません。有料で直接購読するのみです。

「一冊の本」のコラムは充実している。俺の信頼する作家がコラムを連載している。橋本治、金井美恵子、鹿島茂、宮沢章夫、酒井順子、小倉知加子。これだけ読む記事があれば十分だ。

出版社のPR誌が好きで、「波」「ちくま」「図書」「一冊の本」「本の話」は金を払って購読している。風呂に入るとき持っていって読むのが楽しみだ。

金井美恵子氏のコラムも必読。毎月一番最初に読んで爆笑する。改めて紹介したい。

タイトルの「百万呎」、読めますよね。ヒャクマンジャク?それはアルプス一万尺、でしょう。

映画ファンなら、百万フィートと読まなくてはね。このタイトルからしてマニア心をくすぐります。

ぜひお読みください。

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超大物妖精!!

2005-06-13 19:50:00
テーマ:映画の周辺

「ミリオン ダラー ベイビー」がよかったので、俺の映画の師匠(20代女・美貌)に話したら、「あ、それ見ない。泥臭いから。」だって!!

最高!!さすが師匠。私はそのお言葉をまたも深く心に刻んだのです。
師匠 

(俺の師匠・マジでそっくり!)

そのかわりに、これ見たら、と豪華箱入りDVDを貸してくれました。優しい師匠!!

タイトルは書きません。

ひたすら爽やかな、師匠のお気に入りで、師匠みずから購入されたお品物です。大切に拝見しなくてはいけません。

そのうちこのblogにも、こっそり反映させるかも知れません。一番好きなものはなかなかこの場所に書けないものです。

師匠から見るようにいわれた作品もたくさんあるのですが、楽しみにとってあります。師匠のお言葉をいただくのが楽しみで楽しみで!

以上、へなちょこ映画侍の師匠自慢でした。

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妖精、成海璃子!

2005-06-13 18:36:21

よーーーし!暴れるぞーーーー!!

テーマ:映画の周辺

自分で読んで笑ってしまった。真面目すぎる!!!深刻すぎる!!!

なんか、もっとあばれたくなったぞ!!!

可愛い女の子の話をしたい!!青井優ちゃんが今朝8チャンに出てたぞ!!とか。

「瑠璃の島」の成海璃子には、まいったぞーーーー!とか。
        成海
小西真奈美さんって若い女の子にすっごく人気あるのね!とか。

うかつにけなして、若い子に嫌われるところだった。直前に察知したから、侍は斬られずに済んだ。(・・・・・・・・心底よかった。)

「顔、ちっちゃ!」っていうのが、女の子たちの小西真奈美評。「すっごくきれい!!」って。。。。。。

そういえば、幻のようにはかなげで非現実感が漂っている気がしないこともない。。。。(なんか逃げ腰)

そうだ!俺はこのくらいくだらないことを書き散らす、映画侍だった!!

なんか重かったね、しばらく。

いろいろ書いていきますので、またよろしく!!!!

くだらない書き込み歓迎!挑戦も受ける。悪口書いてる傲慢blogだから覚悟している。

基本は、「愛と許しのblog」( どこが!!)ですから。。。

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安達祐実さんと、大物妖精土屋アンナさん!!

2005-05-23 12:23:43

テーマ:映画の周辺

あと、声。

想像したら、ヤバイ!

土屋アンナさんは、あのかすれ声がいいのだ。ヤンキーはアニメ声では駄目だ。
 
きゃあきゃあ暴れる安達祐実さんを想像すると、可愛らしくて別の感情がわいてくる。

それじゃあ「積木くずし」にはならないだろう。
鈴木杏あたりは似合いそうだ。顔が丸いが、迫力ありそう。

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ドリフの赤鬼?安達祐実「積木くずし」

2005-05-23 09:35:17

テーマ:映画の周辺

新聞の写真を見て吹き出した。

ヤンキーは美貌でなくては似合わない。童顔のファニーフェイスではコントだ。


あんまりおかしかったのでここに書き留めます。

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テレビを消して映画を見よう!

2005-05-21 20:11:40
テーマ:映画の周辺

民放の「CMまたぎ」の手法には殺意を感じる。

なるべくテレビを見ないようにしているが、「CMまたぎ」に遭遇すると、即座にテレビを消す。見なくて惜しかったと感じることなど全くない。気にもならない。つまり、はじめから見なければいいのだ。

「テレビなんかいらない!」キャンペーン。週刊文春で何度か記事になっている。

俺もまったくそう思う。テレビなんかいらない。

犯罪報道のひどさ。知りたくない、見たくもない、監禁犯人のあれこれを、これでもかと流しているらしい。(週刊誌にもあるので俺は慎重に避けている。)

ラジオとインターネットから必要で十分な情報が得られる。

自分のタイミングで、映画を見ればいいのだ。テレビを拒否しなくては、映画を見る時間もとれない。

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箪笥、妹スヨン役、ムン・グニョン5月24日に来日!!(2005年の記事です)

2005-05-21 00:48:42
テーマ:映画の周辺

ムン・グニョンが来日するとの情報が。 もう19才なんだって。子供っぽい顔立ちだからね。

ムン グニョン

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いま、会いにゆきます

2005-05-10 11:27:16
テーマ:映画の周辺

きょう、この映画が、見るたびに泣く映画ナンバーワンにランクインしました。。。。。
理由は、一つ下の記事を読んでください。。。ご想像のとおりです。。。。。

うえ~~~~~~~ん!!悲しいよ~~!

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竹内結子と俺 梨園の妻????

2005-05-10 10:59:52
ーマ:映画の周辺
キムタクに、1㍉もなびかないので、キムタクがふてくされた(いい気味!)という武勇伝まで残した、おっさん好き、竹内。微妙に40代男との同棲も報じられていたのに。

「今、会いにゆきます」は当然見ました。竹内結子さんの余裕っぷりに納得したものです。獅童なんか相手じゃないもんね、竹内さんはおっさんが好きなんだもんね、と信じていた。。。。。

業界で人気が高まり、松嶋菜々子をしのぐようになって、やっとこの日が来たか、と思っていた矢先です。内田有紀と、「北の国から」の子供が結婚したときのような、あまりの「ベタさ」にがっかりです。

「リング」で最初の犠牲者となり無惨な死に顔をさらして以来、竹内さんのことが好きで好きで今日まで来ました。もちろん生身の竹内さんに興味があるわけです。つきあえたらいいなあ、と思ってきました。

NHKの朝ドラ「あすか」で、毎朝見る以外に土曜日のBSの再放送もヴィデオにとって、日に日にやせていく竹内さんに見とれていました。(朝の連ドラはそれ以来一度も見ていませんが。。。)

米倉某(興味なし)のような人はうまくいきそうですが、竹内さんに梨園の妻が似合うかどうか。。。

遠吠えです。キャンキャン!!!!!

香椎由宇さんとニコール・キッドマンに戻ります。

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妖精 サトエリ

2005-05-03 10:38:43

テーマ:映画の周辺

キューテイ ハニー!

サトエリがなぜ好きか説明の必要がないだろう。
サトエリ1

サニエ級の妖精になるためにさらに様々なチャレンジをしてほしい。

サトエリの作品なら無条件で見る。音は消し早送りを駆使して眺める。ストーリーを追っていると時間を空費している事実をはっきり自覚してしまう。だから割り切って妖精の姿だけ追うのだ。

サトエリ。

スイミングプールのような作品に出て、大物妖精に名を連ねてほしい。

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上戸彩 偏愛 溺愛

2005-05-02 23:10:33

テーマ:映画の周辺

インストールを見たい。

あずみも絶対見る。(まだなにも見てない。とほほ)
上戸さんの危なっかしい不安定さが俺の心を捕らえて離さない。

SMAPの番組をちらっと見てそう思った。

上戸さん、見守っていきます。

なになに?ニコールキッドマンみたいなクールビューティはどうしたって?

上戸さんは美醜を越えた妖精というジャンルです。このカテゴリにはフランス人女優、サニエが入ります。ピーター・パンでティンカー・ベルを演じた、まさしく妖精のサニエ!

スイミング プールを見たでしょ?なに見てない?見なさい。このblogを見たやつは必見。

ティンカー・ベルがすごいことになっています。見る価値あり!!見ないと損をする。

上戸さんからサニエ。妖精ジャンルを広げていきます。

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新撰組!!「土方歳三 最期の一日」大河ドラマのお約束。

2006-01-03 22:43:22

テーマ:TVドラマ

榎本武揚、大鳥啓介、土方歳三。幕末の五稜郭で官軍と最後の戦を闘い、戊辰戦争の終結を見る。


アナクロな幕府の秘密警察暗殺部隊「新撰組」。局長近藤勇の残された写真を見ると、獰猛で危険な殺人者の顔をしている。その新撰組の泣く子も黙る鬼の副長、土方歳三。有名な洋装の写真を見ると、秀麗な美男子だ。優男と言ってもいい。舞台や小説で語られる近藤土方はこれらの写真の影響が大きい。


三谷幸喜の「新撰組!」( 2004年のNHK大河ドラマ)は、この数十年で初めて「NHKの大河ドラマ」というものを見た番組だった。

三谷 幸喜, NHKドラマ制作班, NHK出版
新選組!前編
見た人はわかると思うが、出だしの田中邦衛、野際陽子、沢口靖子などが出てくるホームドラマ風のところは正直言ってつまらなかった。一回目を見て見る気がしなくなった。

ところが、芹沢鴨(佐藤浩市)が大暴れしだした第九回目あたりから目が離せなくなり、夏休みあたりに山南さんの切腹の回があって、もうすっかり三谷幸喜「新撰組!」から離れられない。


山南さん(堺雅人)と、明里(鈴木砂羽)の回は出色の出来で、今思い起こしても喉のあたりに熱いものがこみ上げてくる・・・。泣いた泣いた。


山南さんが切腹するのだが、身請けした遊女、明里には死ぬことを伝えていない。しかし、山出しの苦労人、明里はそんな男の見栄を見抜いている。その明里のいじらしさがどうしようもなく迫ってきて・・・・・・いままた涙涙。。。。


それからは、おなじみになった登場人物を徐々に殺していく。人のいい「源さんの最後」なんて、タイトルからしてずるい。もうはまっている人にとっては、そう来るか、というようなもんだ。見なくても泣ける。展開がわかる。タイトルを見ただけで涙ぐんだりして・・・。


そんなこんなで一年過ぎて、去年は見る番組がなくて寂しかったのだが、今回、残った土方をきっちり死なせてくれた。演じた山本耕史の顔の良さ。

あっけなく散っていく時代に乗り遅れた男たちのエレジーを見届けた。我が身に引き比べ、散りゆく者たちに共感を覚え落涙した。


大河ドラマ「新撰組!」を見てない人にはまったく意味のない記事です。お退屈さま。

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「野ブタ。をプロデュース」暗くて気持ち悪い堀北真希。

2005-11-20 00:25:19

テーマ:TVドラマ

「野ブタ。をプロデュース」 が面白い。
めったにテレビを見ないが、堀北真希ちゃんがいいらしいという評判を聞きつけ、さっき途中から見た。学園物でジャニーズの人気アイドルが出ている(らしい)。主人公っぽい男二人がすごい人気(らしい)。歌も出している(らしい)がよく知らない。

TVサントラ
野ブタ。をプロデュース

堀北真希ちゃんの役どころは、もてない虐められる女の子。陰湿な虐めが執拗に繰り返される(らしい)。堀北真希ちゃんは 本当はすごく可愛い。 映画「逆境ナイン」で純情可憐な美少女ぶりを楽しんだ。

ドラマではうつむいて思い詰めた顔。背中を丸めてバランス悪い棒立ち。自信なさそうなぼそぼそしゃべり。髪はぼさぼさでなんとなく臭そうな感じ。まさにクラスにいる虐められっ子だ。堀北真希ちゃんの「天然憂い顔」が最大限に生かされている。演技もうまいかも。にこりとも笑わない。

この薄汚れたような「野ブタ。」が、いつか輝くような美少女ぶりを発揮すると思うとわくわくする。カルロス・ゴーンのビジネス格言に「最も身を低くする者が、最も高く飛翔することが出来る」というのがあります。ドラマで言えば、シンデレラ・システムですね。野暮ったい眼鏡っ子が、眼鏡を外すとすごい美人!とか。。

「のだめ」もそうだ。ゴミためみたいな部屋に住む「ぎゃぽー!」とか言う天然ボケが、実はすごい才能を秘めていて、特別な王子様、千秋さまがその本当の能力を見いだし輝かせてくれる、というような。

「ヤマトナデシコ七変化」っていう漫画知ってる?それも同じ。中原スナコという主人公の女の子が、美青年たちにかしずかれる設定。普段のスナコはどんどん線が省略されて記号化しているが、いざというときにはゴージャスな美女に変身する。美青年たちだけがスナコの本性を知っていて、スナコに仕える。

西欧の女子のように、自分の力で輝こう!という話ではない。特別な王子様が、いけてない私の本性を見いだし、いつか輝かせてくれる。それぞれの主人公に共通するのは、そのような受け身の姿勢だ。ありのままでいれば、いつか王子様が現れる。

じれったいが、日本の普通の女子はこのような願望を持っているような気がする。男もその願望、物語に乗っかって、俺だけがあの子を輝かせてみせる、と考える。

だからどうした、というような思いつきです。なにも教訓はありません。

堀北真希ちゃんの暗い気持ち悪いキャラがどのように人気者になり、輝くのか、ドラマを見る楽しみになると思います。設定と雰囲気がわかったのでまた終わりの頃見ることにします。毎週見る気にはなりません。

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Six Feet Under 第四回「家族」

2005-10-29 12:00:05

テーマ:TVドラマ

冒頭の音楽がいい。弦楽器のピチカートとピアノでポツン!ポツン!と打ち付けるような開始の音。棺桶の釘を打ち付ける音だろうか?緊迫感がある。

メロディを受け持つのが、おそらくコール・アングレ。イングリッシュ・ホルンだ。ソプラノ・サックスの音にも似ているが、サックスに較べ、鼻をつまんだようにこもったあの音はコール・アングレだろう。アマゾンのレビュー でこのドラマの雰囲気を「英国的」と書かれていたが、スコットランドやアイリッシュのバグ・パイプを連想させる音だ。

Six feet under 6ft4
草原に形のいい木が立っている。富良野のメルヒェンの世界ではない。厳しい人間の孤高を思わせる(・・・・なんちゃって!)。

そうやって始まる今回の「家族」。家業を兄弟二人が協力して継続することに決めたが、ライヴァルの葬儀社が、フィッシャー&サンズ葬儀社の目の前に安い火葬場を作る。嫌がらせだ。

これだけでなんとなく笑うでしょ?これがコンビニ業界でもいいのだが、タブー視される「死」や「葬儀」を扱うから、とたんに平凡な業界物語も、突っ込みどころがたくさん出てくる。

今回のスペシャルは、「メキシコ人」。冒頭で死んでしまう若いメキシコ人を巡って葬儀ドラマが始まる。俺たちもそうだが、ヒスパニックだとメキシコもプエルトリコもわからない。でも、アメリカで白人にキムチをわたされて「アジアの故郷が懐かしいでしょ?」なんて言われたらむっとするでしょう。見かけは、支那朝鮮日本同じだからね。白人と見ると「アメリカから来たんでしょ?」と言われるクロアチア人とかいろいろなパターンが考えられる。

ま、そんなに大げさな話ではない。ちょっとそこが面白かったので書き留めておく。

一番下の妹がいつも弾けていて、犯罪の容疑をかけられる。最後に真相がわかるのだが、そのあたりの家族のやりとりが面白い。

次男のゲイの友達との仲違いと仲直りがあったりして。次男が堂々と自分の性癖を受け入れていくこともテーマなのだが、俺にはちょっと。偏見の固まりです。ゲイに関してはコンサヴァティヴなので。

映像ギャグがふんだんに入っていて笑った。笑うと同時に葬儀というものはあのようなものだな、と思ってしんみりもする。

いい味わいのドラマです。

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「シックス・フィート・アンダー」MEMENTO MORI「常に死を思え。」

2005-10-28 20:37:31

テーマ:TVドラマ

Six feet というとおよそ180cm。6フィート下とはどのような意味か。それは人間を埋葬するとき掘る穴の深さだ。およそ人の背丈ほどある。トルストイの(・・まで言うか!)「人にはどのくらい土地が必要か」という短編を思い出す。

    6ft 6ft3

アメリカの人気のテレビドラマシリーズ。日本ではスーパーチャンネルで金曜日の夜11時から毎週放送されている。シンガポール在住、有閑マダムさんから教えて頂いた番組。 記事にリンクします。そちらの解説をお読みください。


アメリカの葬儀社を営む家族の物語。家長の父親が突然不慮の死を遂げ、家業である葬儀社をどのようにするのか、から始まるホームドラマ。長男、次男、末娘それぞれの暮らしがあり、それぞれに問題を抱えている。ごく普通の家族と言っていいのかも知れない。  

今夜は第四回目。「家族」というタイトルだ。冒頭に不慮の死を遂げる人物が出てくる。この世に生を受けて死ななかった人間はいない。どのように死ぬかは、人様々だが。MEMENTO MORI、常に死を思え。


俺も、そろそろいつ死んでもいいように身辺を綺麗にしておきたい。死んだ後、いまここにある女の子たちからのラブレター、e-mail、ラブラブ写真、プリクラなんか見られたら恥ずかしくて死にたくなる(あ、もう死んでるのか・・・)。アダルト・ヴィデオは一本も持っていません。エロ雑誌も一冊もない。そのあたりはきれいなもんです。

     

よく練られたシナリオに毎回爆笑させられる。そう。このドラマはブラック・ジョーク満載のコメディだ。死体を扱うディスガスティング・ジョークも連発。グロテスクな状況は頻出するが、映像はいたって綺麗。汚物は(追記:あまり)映りません。

         6ft4

俺の嫌いなゲイのラブ・シーンが出てくるのはちょっと・・・。その間に、マリー・ビスケットとミルク・ティでも用意してください。


さあ、今夜もカウチ・ビスケット!

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