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「クローサー」 恋人たちの学校=コシ ファン トゥッテ 

2005-05-24 17:39:25

テーマ:(か行)

「フィガロ」と同じ、ダ・ポンテのシナリオ。音楽はモーツァルト。恋愛場面の陶酔感は、この映画「クローサー」に使われて違和感がない。エロティックだ。

男女二組いれば「コシ ファン トゥッテ」である。そう言ってわかる人には、これ以上の説明はいらない。

モーツァルトのオペラで最もモーツァルトらしい作品は「ドン・ジョヴァンニ」「フィガロの結婚」「魔笛」。

「ドン・ジョヴァンニ」序曲冒頭の d-moll の和音が、強い印象を残す映画「アマデウス」。アマデウスのファザコンを暗示して威圧する音響だった。変な石の像が出てきたでしょう。あれです。「ドン ジョヴァンニ」とは、「ドン ファン」のことです。

「コシ ファン トゥッテ」は、糞真面目な芸術評論家たちから目の敵にされてきた。曰く、登場人物たちが木偶だ、人物が描かれていない、内容が不道徳だ、云々。。

時代は変わり、最新の評価として、この作品こそ最もモーツァルトらしいオペラ ブッファ(喜歌劇)ということになっている。俺もそう思う。たまらなくおかしい歌劇なのだ。ふざけきっていると言ってもいい。そこがいい。

話はこうだ。

二人の真面目な青年士官。お互いに許嫁がいて、自分の許嫁ほど貞淑な女はいない、と自慢する。それをからかう老哲学者。

「女は移り気だよ、貞淑な女なんて、エジプトにいる不死鳥のようなものだ。誰もが口にするが、誰も見たことがない」。

年寄りだけにうまいことを言う。

いきり立つ、二人の青年士官。剣を振り回し、決闘だ!という騒ぎ。

「それならこうしよう。これから24時間、この老人の言うとおりに行動したまえ。それで、君たちの許嫁の貞淑を試そう。君たちの言うとおり、女たちが貞淑であったなら、相応の金を与えよう。この賭けに乗るかね?」。

(この項続く)

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コメント

■御指摘の事柄を確認するため、

映画侍さんの記事を遡っております・・・。 クローサーはただいまレンタル順番待ちの一本ですが、「コシ ファン トゥッテ」との関連性について、全く知りませんでした。 いいことききました。といっても、どういう話か知っているだけで、実際のオペラを観たことがないのですけれど・・・。 
dvdrentallife (2005-06-27 12:00:55)

■6月27日に、

↑コメントを残していたんですね、私。
長く待たされるものです、このDVDレンタル会社。 他に選択肢がないから仕方ないけど。
コシ ファン トゥッテでいうと、すぐに誘惑にのってしまうドラッベラが、ジュリア・ロバーツだったということでしょうか?
私もTB させてください。
有閑マダム (2005-09-10 08:44:48)

投稿: コメント | 2006年2月13日 (月) 16時41分

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