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「赤目四十八瀧心中未遂」 寺島しのぶ、すごいぞ。 

2005-05-07 11:15:45

テーマ:(あ行)(う゛)

死出の旅が終息するかに思えたそのとき、さっと電車を乗り換えるように「別れ」がやってくる。なんの準備も覚悟もなく、いきなり永遠の別れに立ちつくす。

別れとはそのようなものだと痛感した。感情も身の回りもなにも片づいていない。喪失感だけがおおきく胸の内にふくらむ。
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赤目四十八瀧心中未遂

尼崎である。

流れ着いた甲斐性なしインテリと、在日朝鮮人の娼婦、世話を焼く姉御、チンピラ、彫物師たちの織りなす物語。車谷長吉の同名の小説に基づく。

尼崎の猥雑な日常が丹念に語られ、次第に娼婦と主人公の「赤目四十八瀧」道行きとなる。死出の旅路だ。御詠歌が聞かれ、娼婦は死ぬ。

物語のクライマックスの後の「別れ」に呆然とし、滂沱した。受け入れがたい別れを経験した者だけが涙を流す。

「理由」や「半落ち」などの原作映画を批判してきた。この作品はそれらの「絵解き」とは次元が違う。映画作品として、他にない映像美、心理描写がある。俳優たちの演技も心に迫る。原作の力の違いなのだ。

日本映画の到達点をよく味わって欲しい。おめーら、見ろよ!!!

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