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TBSラジオ ストリーム 太っ腹!

2005-07-19 15:00:01

テーマ:音楽・本・ラジオ

TBSラジオ ストリーム WEB RADIO 「コラムの花道」 町山智浩の映画コラム
(今日19日の夕方6時ぐらいから明日20日の午後5時ぐらいまで聞くことが出来ます)

戸田奈津子先生ネタねたで、紹介したラジオ番組。

火曜日は町山智浩。さっき終わりの部分しか聞かなかったのだが、今週も面白い!絶対聞いた方がいい。最近、あちこちのワイドショーに出てくる勝谷誠彦 に罵詈雑言を浴びせていて痛快!

勝谷氏のネット日記は、韓国朝鮮中国に対していささか行儀の悪い言葉をがんがん書いている。俺も好きで結構見る。反動右翼の立場だ。

在日朝鮮人の町山智浩氏は、勝谷氏の言動に相当頭に来ている様子。そのあたり、WEBラジオで聞いてもらいたい。同じストリームという番組内でコラムを担当する者同士の罵り合いを電波に乗せてくれるTBSラジオ!偉い!!

司会の小西克哉氏は明らかに狼狽しています。そこも聞き所。明日は勝谷誠彦がこの枠に出演する。楽しみだ。WEBで聞くことが出来るのだから、ぜひ聞いてみて欲しい。なんて言うかな?無視かな?

町山氏のアメリカの新番組の話題もとても面白い。日本のふぬけなテレビでは絶対出来ない企画の話だ。

このような罵詈雑言をぶつけ合う勝谷氏も町山氏も大好きだ。どんどんやってほしい。攻撃し、言い訳し、反論し、勝ったり負けたり。大いに言葉をぶつけるべきだ。徹底的にやるべきだ。言葉の暴力は言葉の暴力できっちりやり返す。言われたら言い返す。俺はそのような人間になりたい。

言葉をぶつけ合わない奴らは、いきなり刃物で人を刺す人間だ。黙っている人間を恐怖する。はっきり悪口をぶつけ合う人間になりたい。

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「被差別の食卓」 上原善広 新潮新書123

2005-07-17 00:14:30

テーマ:食い物

俺はブラジルのフェジョアーダが好きだ。小豆っぽい黒豆を肉とともに煮込んだ料理だ。ご飯にマンジョカの粉を添えて食べる。緑色の菜っ葉のいためたものも欠かせない。ブラジリアン・レストランには必ずある。

上原 善広
被差別の食卓
バブル期に、ローズト・ビーフ食べ放題、というふれこみでシュラスコの店があちこちに出来た。ブラジル・スタイルの肉の食べ方だ。大きな串(剣ですね)に、巨大な肉塊を刺し、火の上で回転させてあぶる。あぶった肉塊を、剣ごとテーブルに持ってきて、(店によってはテーブルに剣を突き刺し)目の前で肉を削り取って皿に盛りつける。何度でもお変わりが出来る。バブル期日本の食事にはうってつけの豪快さだ。その頃、フェジョアーダの味を覚えた。

いまや、ブラジルの国民食も、もともとはブラジルに送られた黒人奴隷の食べ物だった。農場主は家畜のいいところをローストして食べる。奴隷たちは、捨てる内臓、耳やしっぽ、足、鼻などと豆を煮込んで食べる。それがフェジョアーダだ。

アメリカのソウル・フード。黒人奴隷が貧しさの中から生み出した料理。豚の内臓料理もそうだが、フライド・チキンがソウル・フードの代表だ。ケンタッキー・フライド・チキンと、ソウル・フードのフライド・チキンとは、どのように違うのか、この本を読んで欲しい。読み始めたら面白くてやめられなくなりますから。

この本は面白い。2時間ほどで読み通してしまった。差別がどうのこうのという話ではない。世界中の差別を受けた人々がどのような食生活を送って来たのか、興味深く書かれた本です。アメリカの黒人、ブラジルの黒人、ブルガリア、イラクのロマ(ジプシー)、ネパールの不可触民、日本の被差別部落「むら」が取り上げられている。

大阪の被差別部落出身の著者が、「むら」独特の食文化に気がついたことからこの本は生まれた。ネパールのアンタッチャブル(不可触民)は、牛肉を食べることで激しい差別を受ける。同じ差別は日本にもあり、ネパール同様、日本の被差別部落にも、おいしく牛や馬の肉、臓物を食べる文化がある。

ネパールのカースト最下層の家で、すき焼きを食べ、地元の調理法で肉を食べる著者の姿はすがすがしい。理不尽な差別は人間の本性なので、決してなくならないと思うが、せめて日本にも「極東カースト問題」と欧米から言われる、むごい差別が厳然としてあることを強く認識したい。

ニュー・オーリンズで、ポー・ボウイ食いたいなあ!ナマズフライ食いたいなあ!ガンボも食いたいなあ!ハイカラなクレオールやケイジャンではなくて、本物の「ソウル・フード」フライド・チキンが食べてみたい。

世界に胃袋が開いている人におすすめの一冊!!!!
上原 善広 著 「被差別の食卓」 6月30日 新刊 新潮新書 123 680円

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