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「The Interpreter」(1)傑作!!頭のいいニコール。

2005-06-11 23:02:08

テーマ:(あ行)(う゛)

「死と復讐」を真正面から取り上げた佳作だ。

国際会議場の同時通訳者シルヴィア(ニコール・キッドマン)は、偶然、要人暗殺を示唆する「囁き声」を聞く。捜査に当たるCIAの捜査官トビン・ケラー(ショーン・ペン)はシルヴィアの身辺に、様々な疑問を見いだす。
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アフリカの小国「マトボ」の独裁的な大統領ズワーニ。一時は国民の支持を得て混乱を治めた。よき時代もあった。独裁者と反政府運動の泥沼の殺し合いが続き、サッカースタジアムは廃墟となっている。

シルヴィアは、独裁者であり殺人者であるズワーニを憎んでいる。反政府運動にも関わっていた過去が次第にわかってくる。シルヴィアはなにか隠している。暗殺計画は本当なのか?

ニコール・キッドマンの美しさは完璧だ。
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仕事中は飾り気のないスーツ。かっこいい!

プライベートでは、レトロなライダージャケット、パープルのヘルメット、サングラス。古いベージュのヴェスパに乗る姿の決まっていること!
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       Vespa
ささやくような声、外国暮らしを感じる訛りのある英語。シルキーブロンドが顔にかかってくる感じ、どこをとっても申し分ない。ニコールを見るためだけに行った映画だった。ところがこの作品は傑作だ。ニコールは頭がいい。この作品はニコールの価値を高める。

アフリカの独裁者が殺されようがどうしようが、知ったことではない。国際紛争のニュースを見るとき俺は普通にそう思っている。あらゆる事件事故報道は娯楽に過ぎない。どこにでもある日常の出来事だ。

人の死に優劣はない。殺されたとしても、不条理な事故で死んでも同じだ。どのような死であれ、俺は一人でその死を受け止める覚悟をしている。この世に一人で来て一人で去っていく。それが人間だ。

尼崎で亡くなった人の家族はJR西に怒りと悲しみ怨みをぶつける。社長を殺したいほど憎いだろう。金をいくらもらっても許せないだろう。亡くなった人を元通りにしてほしい、と願うだろう。

自動車事故で亡くなった人はどうだろう。自分のミスで壁に激突して亡くなった人。殺されたのに、殺した相手を公式に非難することもはばかられる香田さんは?。

人を殺した者は、金をいくら払っても法律でいくら裁かれてもその罪はあがなえない。過失で人を死なせても同じだ。その死の価値を問い、復讐し、罪を糾弾するのは生きている人間だ。

(この項、続く)

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「The Interpreter」(2) 人生に起こる不条理

2005-06-11 16:20:04

テーマ:(あ行)(う゛)

シルヴィアは、自分の育った「マコボ」を愛している。国連の職員になったのも、国連の理念に信頼し、マコボに平和を取り戻したいとの願いからだ。

ニコール演じるシルヴィアの複雑な背景は、映画の最後まで明らかにされない。予想外の行動に、身辺を警護するCIAも振り回される。CIAの捜査官、ケリー役のショーン・ペンが渋い。身内を亡くした喪失感を抱えつつ、「死と復讐」の物語に巻き込まれていく。
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シルヴィアが語る「罪と復讐」のエピソードに打たれた。この映画は、人生に起こる不条理な出来事をどう受け止めていくかの教訓にもなっている。罪を犯した人間を憎み続け、復讐を果たすことも選択である。もう一つの選択、その罪を忘れ、その人を許すこと。その結果、もたらされるのは、憎しみを持つ人間が、そこで起こった許し難い出来事から解放される。これはひとつの真理である。

憎む相手を殺し復讐を果たした人間はその後、まったくそのことを忘れて幸福に暮らせるだろうか?

おそらくそうではないだろう。死刑反対を訴える人々の「殺人を憎むあまり新たな殺人を容認するのか?」という議論は説得力を持つ。
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冒頭、白人の男が少年に無惨に殺される場面で「いいんだ。これでいいんだ」とつぶやく。その言葉は最後に響いてくる。シルヴィアが行った行為の代償ということなのだ。ハッとさせられる。

シルヴィアが偶然聞く「囁き声=whisper」も、重要な言葉になる。シルヴィアがズワーニに読ませる「Even the whisper・・・」。この言葉は俺の胸に鳴り響き、涙があふれた。

CIA捜査官、ケリーの身内の死も意味を帯び、ケリー自身の失意からの再生の物語になっている。

この作品を「華やかな国際舞台で華麗に働く美貌の通訳者の巻き込まれ型サスペンス・アクション」と捉えると全くの期待はずれだ。そのような役どころなら、ニコールがやらなくてもいい。サトエリでやって欲しいw
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周到に練られたシナリオは、アフリカの小国の独裁者がどうなろうとも知ったことか、と言う人間にこそ、強いメッセージを放つ。北朝鮮の独裁者を同じ目に遭わせ、同じような解決を導けたらどんなにいいだろう。

きれい事だが、この映画の理念は俺を揺り動かした。アフリカの小国の独裁者に虐げられる人々に愛情を注いで作っている。復讐して当然のところを、復讐しないことで解決している。そのことに感動を覚えた。

国連が初めて施設内での撮影を許可した。同時通訳のいるブースや階段、議場が映画の舞台となる。見所の一つだ。

最後に。

この映画をきちんと理解するには、アフリカの独裁国家が歩む道の理解が必要だ。外国勢力の収奪、支配、部族間の紛争。混乱からの脱出。英雄的な指導者。英雄の専制政治、独裁体制。反対者への弾圧、殺戮。反政府運動、と革命家。これらのことを説明できる知性と興味がないとつまらないかもしれない。

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竹内香苗さん 俺の擬似恋人。

2005-06-06 16:01:52
テーマ:音楽・本・ラジオ
「伊集院光の日曜日の秘密基地」のアシスタント、竹内香苗嬢。

TBSラジオ日曜午後1時から5時まで他愛もないお喋りが続く。

一番の楽しみは、竹内香苗嬢の人柄が滲み出ることだ。

お洒落な女子アナウンサーであるべきはずの竹内さん。エンガチョ大好き女の子だと暴露される。決して下品な下ネタ馬鹿女というわけではない。

ウンチくんキャンディ、と聞いただけで大爆笑する。ひくわ、竹内。

小学生並みのノリが好もしい。

帰国で外大卒。お澄まししてTBSTVの「王様のブランチ」では、キレイ系お姉さんの役どころ。朝は、みのもんたのワイドショウにも出ている。

長いラジオ番組を聞いていると、少しづつ、竹内さんのプロフィールが蓄積される。

高校の頃、新聞配達のバイトをしていた。元カレがサッカーのキーパーだった。妹さんがいて、家で妹の彼氏と会ってしまった。お父さんが51歳。

テレビでは知る機会がない。

ラジオはいい。TBSを聞くことが多い。夜10時からの「アクセス」が面白い。野球で開始が遅れる時があり腹立たしい。

深夜帯は録音して聞く。伊集院、爆笑問題、アンタッチャブル、極楽とんぼ、が好きだ。

ラジオの話もしたくなった。

テレビを消してラジオを聞こう!!!!

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